過去ログ - モバP「こんな日に」神谷奈緒「こんな日だから」
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24: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:53:28.47 ID:Fc/J9E+p0


駅に近づくにつれ、だんだんと人も増えてきた。
どうやら車だけではなく、人の流れもどこかで滞っているらしい。

以下略



25: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:54:42.37 ID:Fc/J9E+p0


電車が走る高架下に中目黒駅は収まっている。
その駅は人でぎゅうぎゅう詰めの状態であった。
券売機に近づくどころか、高架下に入って雨をしのぐことすら難しそうな状況だ。
以下略



26: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:55:18.84 ID:Fc/J9E+p0


「むぅ……」

渋い顔をしながら背伸びを続けていると、急に強めの風が吹いて奈緒の身体を煽った。
以下略



27: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:55:49.19 ID:Fc/J9E+p0


「あっと、すみません!」

その男は「いえ」と短く返す。
以下略



28: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:56:18.92 ID:Fc/J9E+p0


奈緒もその場を離れようと、視線を外そうとする。

と、思った矢先、男はハッとしたように奈緒のことをチラリと見直した。
以下略



29: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:57:33.26 ID:Fc/J9E+p0


奈緒はデビューしてまだ一年とちょっと程度しか経っていないDランクアイドルである。

そうであっても、ここ最近は少しづつ、だが、確実に注目度を増してきていて、
以下略



30: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:58:19.24 ID:Fc/J9E+p0


そんな彼女の不安をよそに、次の瞬間には、
その男はそそくさとその場を離れてしまった。

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31: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:59:06.28 ID:Fc/J9E+p0


周囲の雑踏に耳をすますと、
同じく高校生ぐらいであろう男子集団が携帯を見ながら話している。

以下略



32: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:59:52.11 ID:Fc/J9E+p0


 と、その時、事務所にいる頼子からの着信が入った。

「あ、もしもし、頼子さん?」
以下略



33: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 21:01:36.15 ID:Fc/J9E+p0


「あぁ、やっぱり、そうか〜。う〜ん、それじゃあ、歩いて渋谷まで行くかなぁ」

『ええっ、大丈夫でしょうか……? 遠いような』
以下略



34: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 21:02:28.09 ID:Fc/J9E+p0


「ま、行けるところまで行ってみるよ。
 それに、プロデューサーさんもメールを見れば待ってるだろうしな、なんてね」

以下略



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