過去ログ - モバP「こんな日に」神谷奈緒「こんな日だから」
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85: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 21:58:55.95 ID:Fc/J9E+p0


いちおう念のためにと思い、袋小路の奥に足を向ける。

と、その時であった。何かの紐が足に引っかかり、男はバランスを崩した。
以下略



86: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 21:59:42.44 ID:Fc/J9E+p0


その紐が続く先端には、大きめの茶色いモップのようなものが、
小さめの茶色いモップをフリフリしている。

以下略



87: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:00:31.52 ID:Fc/J9E+p0


しかし、犬はそんなことおかまいなしに、
次の瞬間、「わんわんっ!」と勢いよく声を上げながら、男に飛びついた。

以下略



88: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:02:55.19 ID:Fc/J9E+p0


「わん、わんっ、わんっ!」
立ち上がる男に対して距離を取るシエル。
そのしっぽは勢い良くブンブンと回されている。余程楽しかったらしい。
以下略



89: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:03:47.13 ID:Fc/J9E+p0


男と目が合った奈緒は「あーっ!」と叫ぶ。

男は瞬間的にまずいと思った。しかし、ここは袋小路。
以下略



90: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:04:49.24 ID:Fc/J9E+p0


  ***


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91: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:06:45.42 ID:Fc/J9E+p0


「お姉ちゃん、ありがとね!」

シエルを抱きかかえたまま、少女は満面の笑みで奈緒にお礼を言った。
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92: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:07:30.35 ID:Fc/J9E+p0


正直なところ、奈緒はかなりクタクタであった。
先ほどの大きなつむじ風から逃げるとき、雨合羽を着た少女を抱き上げたし、
傘も壊れてから、しばらく雨宿り先を探して歩いたため、雨にも降られてしまった。
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93: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:08:24.88 ID:Fc/J9E+p0


もう一方、それはすなわち、少女の親のことである。
どうやって彼女を親に送り届けるか……その方策を奈緒は全く持っていなかった。

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94: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:11:05.50 ID:Fc/J9E+p0


『こちらも良い報せです。保護者の方と連絡がつきました』

「えぇっ!?」
以下略



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