過去ログ - 提督「嵐の山荘で」初月「二人きり、か」提督・初月(……>>安価でもするか)
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32: ◆vMSeYbSya.[saga]
2016/09/19(月) 12:13:01.10 ID:qTEZLcRJ0
 ……はは、想像力が豊かだな。でもまあ、そんなに面白いものがあったわけじゃない。

 実は部屋の中には、普通に担当者がいたんだ。
 彼女はAたちもよく知っている艦娘だった。
 逆にびっくりしたAたちに向かって、彼女はきょとんとした顔で問いかけてきた。

「どうしたんですか? 何か、用事でも?」

 ……と、まあ、ごく普通にいつも通りの彼女だったらしいよ。
 何か出るかもと、身構えてはいたけれど……。普通に担当者がいたのだから、彼女たちもまたごく普通に、無線が通じなかったので出向いた事情を説明した。

「そういうことでしたか。わかりました、すぐに手配します」

 そう言って担当者が連絡をすると、すぐに資源を回収し運び入れる人員が出てきたよ。もちろん見知った顔ばかりだ。何事もなくね。
 これには彼女たちも、心からほっとした。奇妙なことはいくつかあったけれど、いつも通りの鎮守府だったんだ。
 彼女らと一緒に詰め所の外に出た担当者は、彼女たちに言った。

「こちらは大丈夫ですから、執務室へ行って、提督に帰還の報告をしてはいかがですか?」

 これもまた当然の対応だな。
 Aたちは頷いて、いつも通り執務室へと向かう旨を通信した。そういえば、さっきはなぜか無線が通じなかったのだった、と思い出したのは通信の後だったよ。
 何事もなく無線も復活していた。これで全ていつも通りだ。そう思って、Aは隊の仲間たちの顔を見回した。みんな笑顔だったよ。



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