過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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◆Y.lj54HWGU
[sage saga]
2016/09/27(火) 21:54:28.53 ID:xemnfHPPo
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【年上のお姉さんにひたすら愛される京ちゃん-菫編-】-お金持ち次元2-
小さい頃からお嬢様扱いされてきた。
家がそれなりのお金持ちで、社交界などにも参加してきた。
常に油断せず、周りに良く見られるように立ち振る舞いを学んだ。
それがおかしいことだとは思わなかったし、苦労したとも思っていない。
その分だけ家の力で楽をしてきたことも事実なのだから。
「少し疲れたな……」
それでも社交界を生き抜くには菫は幼かった。
共に過ごせる友達も少なかったし、その数少ない友達だってライバルのようなものだ。
小学生にあるまじき口調と振る舞いを捨て、どこかに逃げたい気持ちになる。
そんな時だった。
「ほら、こっちこっち!」
「?」
顔を上げると、そこには金髪の少年の姿。
社交界のために着てきたであろう服は乱れきっている。まるでここまで走ってきたようだ。
その姿はお世辞にも似合ってると言い難く、無理に背伸びした七五三のようだ。
「ねーねー!
あそぼーよ!」
「私と、か?」
「うん!」
ニコニコと笑いかけてくる。おそらくは年下だろうか?
ここの荒波に揉まれているにしては口調が幼い。
ここにいる同年齢は自分と、龍門渕透華と辻垣内智葉。みんな背伸びをしたような口調ばかりだ。
そんな中、年相応の笑みを浮かべる少年が眩しかった。
「でも、ここじゃ遊ぶものもないだろう」
「あるよ!」
「?」
少年はボールを見せてくる。サッカーボールではない、なんだろうか?
解せない顔で少年を見つめると、嬉しそうに笑っている。
「これをね」
「おい、こんなところでボールを……」
都会の公園でボール遊びは禁じられている。
だが、好奇心溢れる子供にそんなルールは関係ないのだろう。
少年はボールを思い切り壁に投げつけて、戻ってきたボールを捕まえた。
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