過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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175: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/10/02(日) 21:09:36.38 ID:cbnDSDS5o

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 「(それもこれも、あの二人のせいですわ!)」


 そう、透華も最初はこんな風ではなかった。

 少し強引ではあるが京太郎の姉として普通に過ごしていたはずだった。

 あの二人、弘世菫と辻垣内智葉と会うまでの話だ。


 「(あの二人が私兵を京太郎に寄越すから、こちらも監視せざるをえないんですわ)」


 放っておくと何をしでかすかわからない。

 思い出すだけで頭が痛くなる所業の数々だ。


 「透華姉さん?」

 「最近、あの二人はどうですの?」

 「あの二人?

  ああ、菫姉さんと智葉姉さん?」

 「そうですわ」

 「どうって言われても、いつも通りなんかあったら会うくらいだよ。

  あ、でも一月に2回か3回くらいは会ってるかな」

 「(県が違うのに3回も会う方がおかしいですわよ!)」


 どうせ事あるごとに遊びに来ているんだろう。

 幼少の頃は親の用事が被らなければワガママも言いにくいだろうが、ある程度自分で行動できるようになれば話は変わる。

 ここ最近の長野はやけに黒服が多いだとか、それに囲まれて少女が歩いているといった噂を聞く。

 普通ならばただの噂や都市伝説として笑い飛ばすところだが、詳細がなんとなくわかってしまう透華は笑えない。


 「んー、菫姉さんはいつもいつも母さんみたいに心配性なんだよね。

  逆に智葉姉さんは厳しいからさ」

 「何かされましたの?」

 「何かされたって言うか、やれ男は強くあるべきだってさ。

  この前なんか投げ飛ばされちゃったよ」

 「まぁ、それくらいでしたら男の子なんですから頑張りなさいな」

 「そのあとは寝技を鍛えるんだーって数時間付き合わされるしさ」

 「前言撤回ですわよ!

  拒否しなさい!」

 「えっ、なんで?」


 全く、油断も隙もない。

 こちとら一人を見るのでも大変なのに二人掛かりでは到底でも足も出ない。


 「全くもう、恋人でも作ってくれたら」

 「何の話?」

 「何でもないですわ」


 ため息を吐く。これも京太郎のせいだ。

 嫌なことばかり思い出してしまう。



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