過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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310: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/10/14(金) 22:18:20.10 ID:0X66KYFzo

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 ……
 …

 そんな記憶は、マホにとって苦い思い出だ。

 あれから数年。マホは成長した。

 あの時のように背伸びしているのではなく、自然に大きくなったのだ。

 ーーもっとも、肝心な部分は成長しなかったが、そこは置いておこう。


 「せーんーぱーいー!」

 「……マホ?」

 「はい、起きてくださいっ」

 「お前、また勝手に入ってきて」

 「そんなこと言うなら一人でちゃんと起きられるようになってくださいっ」


 大学生になったマホは、京太郎を追いかけて進学した。

 勉強も苦手だったけれど、一生懸命頑張った。

 結局、高校1年間では告白できなかった。

 しかしマホは諦めきれず、ひたむきに追いかけ続けた。

 麻雀もあの時に比べれば少しは上手になったはずだ。トレースだって頻度が上がった。

 そして何よりーー


 「ほら、朝ご飯できてますよ」

 「いつも悪いな……。

  ってそこまでしなくていいのに」

 「いいから早く食べちゃってくださいね。

  朝遅れちゃいますよ」

 「お、おう」


 普段は大人しいマホの剣幕に圧倒される。

 かつての後輩らしいマホはもういない。

 そこにいるのはまるでーー◯◯◯、その人そっくりの夢乃マホだ。


 「それじゃ、私は本を読んでいますから」

 「マホって本好きだっけ?」

 「ええ、須賀先輩がいなくなってからいろんな本を読むようにしたんですよ」

 「へー、えらいな」

 「最近は海外ミステリーが好きなんです」

 「ミステリー?

  恋愛小説とかかと思った」

 「えへへ」


 京太郎は気づかない。

 なぜマホが本を読むようになったのかを。

 京太郎は気づかない。

 なぜ海外ミステリーを読んでいるのかを。



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