過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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490: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/11/02(水) 15:15:02.47 ID:oSC/JdPfo

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 「この微妙なライン取りが腹たちますねー」


 そう言う初美の顔は明るい。

 須賀家の家庭環境が良好な理由の一つに、夫婦円満がある。

 どうしても外で仕事をしていると嫁のことを構えない男の人は多いのだが、旦那はこうして不器用な愛情を向けてくれる。

 それを呆れこそしても、本気で怒ることなどできない。

 なんのことはない。初美も旦那にちょっかいを出してもらえて嬉しいのだ。


 「それはそれ、これはこれですよー」


 洗濯機を回せば次の仕事だ。

 顔を洗い、身だしなみを整える。

 どうせ忙しい朝の中では崩れてしまうとわかっていても、最低限の身なりは忘れない。

 一度忘れてしまえばそのままズルズルと女を捨ててしまいかねないからだ。


 「この季節、シャワーだけじゃ寒いと思いますし」


 旦那は朝にシャワーを浴びるのが日課だが、この季節は風邪をひいてしまいかねない。

 予め残り物のお湯を沸かし、数分だけでも浸かるように言っておく。

 大黒柱が倒れてしまえば一家が立ちゆかないからだ。

 もっとも、初美は十分な貯蓄を用意してあるし、万に一つも旦那が倒れたら自分も働く覚悟はある。

 しかし、そんなことは起きて欲しくない。


 「カーテンを開けて、朝食も用意して……」


 換気扇を回して火をつける。

 朝はシンプルな目玉焼きとお味噌汁だ。

 旦那も歳をとれば血糖値が気になってくるだろう。あまり多くのものは食べさせない。


 「ほら、旦那さん。

  起きてくださいよー」

 「ううっ、あと五分……」

 「それでいつも起きないじゃないですかー。

  ほら、布団引っぺがしますからね」

 「やめてぇ……」


 どうも旦那は朝が弱い。

 特に寒くなるこの季節、起きたからずに布団を被っている。

 もちろん許すわけないので、無理やり布団を引っぺがすのだ。

 これも旦那が構って欲しいだけな気がするが、そろそろ時間も危ういので構っていられない。



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