過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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◆Y.lj54HWGU
[sage saga]
2016/11/02(水) 15:16:29.47 ID:oSC/JdPfo
5/10
「もー、お布団がぐちゃぐちゃじゃないですかー」
布団のシーツを取り、敷き布団は外に干す。
こんな時、自分の小さな体が恨めしい。
もう少し大きければこう言った作業も楽なのに。
「まずは上からですねー」
布団だけで結構な時間がかかってしまう。やっぱりもう少し身長が欲しい。
なんとか終わらせ、次は掃除だ。
常日頃から使っている場所から、あまり使わない場所まで雑巾で軽く拭く。
汚れを下に落としたあとは掃除機でまとめて吸い取る。
「あー、今日は家計簿もつけないといけないですねー」
須賀家の財布は初美が握っている。
もちろん、家計簿をつけているのも初美だ。
旦那の交遊費以外の費用は全て領収書を保管し、数字を合わせる。
旦那の交遊費に関しては何にお金を使っても一切関わらない。それが初美の決め事だった。
「そりゃそーいうお店とかに使ってたら怒りますけどねー」
趣味にかかるお金は干渉しない。それが夫婦円満の秘訣だと思っている。
いつもお小遣いをねだってくるが、一体何に使っているのだろうか。
旦那も旦那であまりお金を使わないし、物が増える様子もない。
お菓子などもあまり買わないように言ってある。老後のためだ。
「まぁ、あんまり気にするのも良くないですね」
気持ちを切り替えて通帳とにらめっこ。
着実に増えていく貯金に、思わず破顔する。
初美には一つ夢があった。
「これで、大学に行って欲しいですねー」
そう、それは子供を大学に入れるための貯金だ。
初美は小さい頃から厳しい家庭環境に置かれ、高校卒業後も巫女の務めなどで大学に入っていない。
そんな初美の夢は自分の子供を大学に入れることだった。
叶うのならば思いっきり大学生活を謳歌して欲しいと考えている。
もっとも、普段の子供たちには厳しい母親であることを務めている。
旦那も含め、誰も知らないだろう初美の夢だった。
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