過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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531: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/11/11(金) 01:45:16.24 ID:4zXbpoyPo

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 「(彼女いないんだ)」


 聞いていると、彼は男女ともに多くの友達がいるらしいが、特定の異性はいないらしい。

 全く。たまたま近くにいて目立つから彼についての変な知識ばかり入ってしまう。

 しかし、桃子も一人の女の子だ。

 恋愛についての話を聞けば、まるでエルフのように耳を大きくして聞き入ってしまう。

 やれ、憧れの先輩にとてもいい彼氏が出来ただとか、そんな話を聞いた時にはすごく嫉妬した。

 何せ、完璧のように思っていた先輩が恋する乙女の顔をして惚気てくるのだ。

 100年の恋も冷めるというものだ。

 正確には、とても羨ましかった。


 「(あー、私も彼氏が欲しいっすね)」


 友達すらいないのに高望みをしている気がする。

 でも、女子大学生という身の上で彼氏を求めない方がおかしいと思う。

 東横桃子に異性の友達はいない。

 彼氏の話など、夢のまた夢だ。

 ーー気になる人なら、まぁいないわけでもない。


 「それじゃ、レジュメを配ります」

 「あっ……」


 講義用のレジュメが配られる。

 いつもならば講義前に自分で取りに行くスタイルになっている。

 しかし、今日は教授が用意し忘れたようだ。後々から助教授が印刷して持ってきた。


 「……」

 「ん……?」


 特に意識せず無言で後ろにプリントを渡したが、なんだか妙な反応をされた。

 思わず顔を赤くしてすぐに前を見る。


 「もしかして、東横桃子さん?」

 「!?」


 思わず身体中を震わせた。

 ーーな、なんで名前をっ!?


 「おい、須賀。

  ナンパしてんじゃねーぞ」

 「いや、ナンパってわけじゃ……。

  ただ知ってる顔だっただけで」

 「知ってる顔だっただけで声かけるのは十分軟派だよっ」


 後ろでそんなやりとりをしているのが聞こえてくるが、教授に睨まれて押し黙った。



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