過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
1- 20
561: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/11/15(火) 21:10:29.22 ID:To91tLwBo

 4/10


 いつもならば話題をリードしてくれる彼のこんな表情、初めて見た。

 なんとなく、放って置けなかった。


 「それじゃ、お昼食べに行きますか」

 「えっ、いいのか?」

 「いいも何も、奢ってくれるって言ったじゃないっすか」

 「そういやそうだな」


 本当は連れ出すキッカケが欲しかっただけ。

 桃子は京太郎のことを何も知らない。

 きっと、友達同士ならば深いことを知ろうともしないのだろう。

 でも、彼は桃子にとって初めての異性の友達。

 気にかけてしまうのは仕方ないことだろう。


 ……
 …


 せっかく半日で終わるのに学食というのも味気ない。

 そんな理由で近くのファミレスにまで来て見た。

 学食だとおいしそうなデザートが限られる、というのも一つの理由だ。

 彼が財布を見て悲しそうにしていたが、あえて遠慮はしないことにする。


 「須賀さんはバイトとかしないんすか?」

 「日雇いはたまにしてるよ。

  週に何回かって決めちゃうとサークルに入りにくいし」

 「あれ、でもまだ入ってないって……?」

 「なんかイマイチいいところが浮かばないんだよね。

  どうせ麻雀は弱いし、ハンドボールないし……」

 「運動できるんすか?」

 「まぁそれなりに?

  現役で続けてるやつには勝てねーけど」

 「なんだかもったいないっすね」


 パスタを巻きながら京太郎の顔をじっと見る。

 彼は注文したハンバーグに夢中だ。何やらいろんなおかずがついて来ているのに注目したらしい。

 まるでお子様ランチのような見た目だが、彼が気に入っているのならばいいだろう。

 大きな図体をして、こんな一面もあるのかと思わず笑ってしまった。


 「なんだ?」

 「なんでもないっす」


 なんだか、友達を独占できているのが嬉しかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1428.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice