過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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693: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/12/06(火) 01:51:48.50 ID:kFyDAuQpo

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 「きょーたろー!

  衣おねーちゃんが何でもしてあげるぞ!」

 「あ、あのー、透華姉さん?」

 「京太郎。何となく察して弟になりなさい」

 「あー」


 重ねて言うが、京太郎も年頃の男の子である。

 多感な時期に見た目幼女な姉が出来ることは恥ずかしい。

 しかし、透華とハギヨシの真剣な眼差しを断れるほど気は強くない。


 「わ、わかったよ」

 「うむ! それでいい!

  衣を呼ぶときは必ず『衣おねーちゃん』と呼ぶのだぞ!」

 「い”ぃ”!?

  せ、せめて衣姉さんじゃダメ?」

 「ダメだ!

  衣はおねーちゃんだからな!」

 「と、透華姉ぇー……」


 思わず透華に助けを求めるが、透華は穏やかに笑うだけで取り合わない。

 非常に単純だが、衣がこんなに嬉しそうに笑うところを初めて見た。

 衣の過去、そしてコンプレックスを考えれば自明の理である。

 常に子供扱いされることを嫌っている衣が、自分より大きな男の子に姉と呼ばれた。

 チョロいとしか言いようがないが、衣の心の隙間を埋めるには十分だったようだ。


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.      ',:!. ,:!  iN   .:',   ////      `      j |    「きょーたろー、衣おねーちゃんのおかずを分けてあげるぞ!」
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 衣が自分の大好物のエビフライすら分けてあげている。

 最も、さすがの京太郎も遠慮はしているが、衣が喜んでいるのが伝わってくる。


 「何だか、私まで嬉しくなりますわね」


 透華の中に残っている、衣に関する罪悪感。

 少しだけ楽になれた気がした。



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