過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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712: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/12/10(土) 21:45:38.06 ID:/bw8oZ8Fo

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 「なにテンション下げてるの?」

 「別に下げてないよ」

 「しずはわかりやすいんだから、誤魔化すのなんて無理よ」

 「……憧が晩成行ってれば、憧の受験はもっと楽だったのかなって」

 「そうしたらアンタは須賀くんに会えなかったし、こうして勉強もしてないでしょ」

 「うぐぐ」

 「私も楽しかったし、これで良かったの」


 憧としては阿知賀に来たことを後悔していない。

 確かに予定は狂ってしまったが、阿知賀に来たからこそ得られたものがある。

 この親友に振り回されるのも、これはこれで楽しいのだ。

 乙女しずなんてレアなもの、こうしなければ見られなかっただろう。


 「そう思うなら、大学に行って須賀くん落として来なさいな」

 「わ、わかってるよ」

 「おっ、恥ずかしがらないか」

 「今更だよ。

  私だって、初めて会ってから二年間ずっと想ってるんだ」

 「なんだか焼けちゃうわね」

 「もう散々からかわれてるんだから、少しは耐性つくよ」


 この二年間、本当に大変だった。

 遠距離で、片思いで、初恋。穏乃はこの気持ちに散々振り回された。

 とにかく一緒の学校に行きたいという思いから勉強だって頑張った。

 今までの人生で考えたことがないような毎日が始まった。


 「もし、和の麻雀を見なかったらさ」

 「うん」

 「きっと、憧と再開しないで、阿知賀に行っても玄さんと再開しなかった。

  灼さんと宥さんと会うこともなかった」

 「そうね」

 「インターハイに行って、京太郎と会うこともなかったんだね」

 「ふふっ、まだ勘違いしてる」

 「?」

 「しずったら、大学合格がゴールじゃないでしょ。

  須賀くんと付き合えるかどうかはしず次第なのよ」

 「ーーあっ」


 なんだか感慨に耽っていたけれども、その時初めて気づいた。

 そうだ。同じ大学に行くことだけを考えていたけれども、それがゴールじゃない。

 一緒の大学に通って、交流を深めて、付き合うところまでいかないといけない。

 そして付き合った後はどうするのか?

 そんなことまで考えたこともなかった。



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