過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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760: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/12/18(日) 20:08:21.05 ID:Q9W2whb7o

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 もはや龍門渕の屋敷は勝手知ったる自分の家のようなものだ。

 普段はハギヨシに案内されているが、京太郎一人で歩いたとしても問題はない。

 それに加え、京太郎は人とコミュニケーションをとることに長けている。

 長くの間通っている龍門渕の使用人とも親しい。


 「あの子、見た覚えがないな」

 「……」


 静かに窓を拭いているメイド服の少女。

 その横顔を今までここで見た覚えはなかった。


 「(透華姉さん、まーた無茶苦茶してんなぁ)」


 『衣の友達を作る』なんて言って同年代の少女を集めていた覚えがある。

 もしかしたらあの子もその一人なのかも知れない。

 透華の無茶振りに付き合わされるなんて可哀想なもんだと思いながら声をかけてみる。


 「あのー」

 「……」

 「初めまして、ですよね?

  俺、須賀京太郎って言います」

 「……」


 窓を拭く手をピタリと止めて、横目でこちらを見る。

 姿を確認したかと思うと、ペコリと一礼してきた。

 京太郎も一礼を返すが、少女は頭をあげる様子がない。


 「あ、あの、そんな頭下げないでください」

 「透華……お嬢様の友人ですので」

 「いや、俺なんてただの透華姉さんのパシリと言うか……。

  敬語とかもやめてください」

 「そう」

 「……ん?」


 相変わらず無表情だが、意図は伝わったらしい。

 顔を上げ、こちらをまっすぐと見据えてくる。

 しかしその顔を見て違和感を覚えた。

 この屋敷で会った事がないはずなのに、どこか見覚えがある。そんな感覚。


 「もしかして、どこかで会った事がある?」

 「それってナンパ?」

 「い”ぃ”!?

  ち、違いますよ!」


 相変わらず愛想の一つもない返答。取り付く島もない。



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