過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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763: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/12/18(日) 20:09:48.60 ID:Q9W2whb7o

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 ……
 …

 それは何年も前。

 京太郎がもっともっと小さい頃の話だった。

 普段から活発な京太郎は、親に連れられて何処かに行く事が多かった。

 家でゆっくりしているよりも外で遊ぶ方が好きな京太郎としては、親とのお出かけはいつも楽しみだった。


 「今日はどこに行くの?」


 京太郎のその問いにいつも親は答えない。

 微笑みながらどこかに手を引いて連れて行く。

 その場所は海であったり、山であったり、いつも京太郎が楽しめる場所だった。

 だからこそ、今回も京太郎は親のことを疑わない。

 親ならばきっと楽しいところに連れて行ってくれるはず。そんな信頼があったのだ。


 今回連れられて行った場所は小さなレストラン。

 いつもアグレッシブに動いている京太郎は少し落胆した。

 自分が誰かを引っ張って行くのは得意だが、じっとしているのは苦手だ。


 「(なんでこんなところに来たんだろう)」


 京太郎がそう思うのも無理はない。

 しかし両親はニコニコと京太郎のことを見ているだけだ。

 子供の考えは大人にお見通しということだろうか。

 京太郎はそんな親になんだか反抗したくなるが、じっと我慢する。


 「お久しぶりです」

 「今日はよろしくお願いします」


 両親は誰かと挨拶をしている。

 なんだか社交界に連れていかれた時を思い出して、『今日はハズレかな』なんて落胆する。

 しかし両親と挨拶していた男性がこちらに声をかけて来た。


 「何か食べたいものはあるかな?」

 「ないよ。それより遊びたい」

 「アハハ。元気だね」

 「ねー、外で遊んで来ていい?」

 「ごめんね。少しおじさんに付き合ってくれるかな?」


 京太郎は活発だが、大人に対しては素直な子だった。

 今にでも飛び出して行きたい体をグッと抑えて、男性と話すことを選ぶ。


 「外で遊ぶのが得意なのかい?」

 「うん。だって家の中にいてもつまらないもん」

 「手厳しいな。例えばこういう折り紙みたいな遊びはしないのかい?」

 「そんなの、女の子の遊びじゃん」



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