過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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◆Y.lj54HWGU
[sage saga]
2016/12/18(日) 20:09:48.60 ID:Q9W2whb7o
5/10
……
…
それは何年も前。
京太郎がもっともっと小さい頃の話だった。
普段から活発な京太郎は、親に連れられて何処かに行く事が多かった。
家でゆっくりしているよりも外で遊ぶ方が好きな京太郎としては、親とのお出かけはいつも楽しみだった。
「今日はどこに行くの?」
京太郎のその問いにいつも親は答えない。
微笑みながらどこかに手を引いて連れて行く。
その場所は海であったり、山であったり、いつも京太郎が楽しめる場所だった。
だからこそ、今回も京太郎は親のことを疑わない。
親ならばきっと楽しいところに連れて行ってくれるはず。そんな信頼があったのだ。
今回連れられて行った場所は小さなレストラン。
いつもアグレッシブに動いている京太郎は少し落胆した。
自分が誰かを引っ張って行くのは得意だが、じっとしているのは苦手だ。
「(なんでこんなところに来たんだろう)」
京太郎がそう思うのも無理はない。
しかし両親はニコニコと京太郎のことを見ているだけだ。
子供の考えは大人にお見通しということだろうか。
京太郎はそんな親になんだか反抗したくなるが、じっと我慢する。
「お久しぶりです」
「今日はよろしくお願いします」
両親は誰かと挨拶をしている。
なんだか社交界に連れていかれた時を思い出して、『今日はハズレかな』なんて落胆する。
しかし両親と挨拶していた男性がこちらに声をかけて来た。
「何か食べたいものはあるかな?」
「ないよ。それより遊びたい」
「アハハ。元気だね」
「ねー、外で遊んで来ていい?」
「ごめんね。少しおじさんに付き合ってくれるかな?」
京太郎は活発だが、大人に対しては素直な子だった。
今にでも飛び出して行きたい体をグッと抑えて、男性と話すことを選ぶ。
「外で遊ぶのが得意なのかい?」
「うん。だって家の中にいてもつまらないもん」
「手厳しいな。例えばこういう折り紙みたいな遊びはしないのかい?」
「そんなの、女の子の遊びじゃん」
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