過去ログ - 【艦これ】 山城 「認めます……幸せだわ……」
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489: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:25:00.22 ID:2HddLpKbo


提督 「ま、まぁほら、急ぎの仕事があるわけじゃないんだ。てきとーに終わらせて、それぞれ姉妹サービスに勤しんでくれよ」

山城 「えっと、そういうわけでよろしくね」
以下略



490: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:25:43.93 ID:2HddLpKbo


提督 「しかし、球磨型揃って出かけるとか珍しいな。というよりはじめてじゃないか?」

木曾 「そうなんだよ。まさか大井姉さんが声をかけてくるとは」
以下略



491: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:26:10.78 ID:2HddLpKbo


――――― 午後 提督のボート小屋


以下略



492: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:27:06.68 ID:2HddLpKbo


提督がカヌーの手入れをしているのを眺めながらおしゃべりをする。

静かで穏やかな時間。
以下略



493: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:27:54.08 ID:2HddLpKbo


山城 「でも、本当に大したことじゃないんです。前々から抱えていた不安や悩みは本当に解消されて……。今は、誰でも持っているようなささやかな不安ぐらいです」

提督 「というと?」
以下略



494: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:29:45.45 ID:2HddLpKbo


提督 「んとさ山城。前に俺の夢の話したのおぼえてるか?」


以下略



495: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:31:23.50 ID:2HddLpKbo


提督 「前にも話したと思うけど、最初はさ、趣味のカヤックを自作するつもりだったんだよ。一人用の小さくて軽い船な。すごく簡単に操船できて速度もでる。だけどな、材料を探してたら大量の巨木を見つけてさ。ああ、これがミクロネシアンカヌーの材料なんだ……って思ったら、どうしても古代のカヌーを作りたくなってな。それでこいつを作ったんだ」

山城 「そっか……そのカヌーは提督のロマンなんですね」
以下略



496: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:33:16.32 ID:2HddLpKbo


山城 「そうですね。わたしなんかじゃ想像もつかないですけど」

提督 「だよなー。だからさ、俺はこの戦いが終わって海が平和になったら、ここで先達たちが実現していた古代の船と航海を再現して外洋に出てみたいってわけだ。これが俺の夢な」
以下略



497: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:33:43.02 ID:2HddLpKbo

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提督 「戦いが終わって平和になったら、今度は俺の夢に付き合ってくれ。俺かきみが死ぬまで……ずっと一緒にさ」
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498: ◆8sA8xtnAbg[saga]
2016/12/03(土) 00:34:09.19 ID:2HddLpKbo


これは……これは……提督のプロポーズであり……覚悟の言葉。

涙が……溢れて……流れているのが分かった。艦娘として転生してからずっと抱えていた何かが涙とともに流れ落ちていくような……そんな気がした。その何かがあまりにも大きくて……涙はいつまでも止まらなかった。
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