過去ログ - 前川みくと話せた猫の話。
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:24:43.18 ID:RBrPvO4M0
「おもいでがおりかーさなーってくー♪」

 みくは、歌い始めた。

「ひーとーりでーさーみしかーったときにもーあなたはいつもー♪」

 物心ついた時から、何度も聞いてきた曲。

「ほーほえみをくれたー、かーわーらーぬきもーちあいふぇるおーゆあらーぶ♪」

 私も、みくも――この歌とともに、育ってきた。

「だーれもがーみなーいきーたあかしをー♪」

 日高舞の代表曲――

「こころのーなかにつむいーでくーものがたりにーしてー♪」

 ――【ALIVE】

「ときにーふりかえーって、かえりみながらーひかり、かがやくみらいー、めざす♪」

 日高舞と歌とともに、みくの歌が聞こえる。

「きーぷゆあどりーむ、どんなゆーめも、ねがーっていればいーつかはかなうよ♪」

 これもまた、私にとっては何度も聞いてきたものだ。みくの腕に抱かれながら、何度も、何度も……。

「すたーとゆあじゃーにー、こわがるーのは、はーずかーしくーないー、さいしょーだかーら♪」

 ……やっぱり、みくはアイドルになれる。

「みまもーっててねすてーきなわーたしーが、とーびたつーまでー♪」

 なぜならば――

「このほしーにしーるべーはなーいけどー、すばーらしーせーかーいがーあるー♪」

 そうして、みくは歌い終わった。

 はっきり言って、まだまだ稚拙。

 舌っ足らずな、そんな歌声。

 だが――そう、だがしかし――



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