28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 22:14:17.39 ID:Sa18P+fH0
俺がブースに入った瞬間、ふわふわ浮かぶ一升瓶が傾いて、机のコップに注がれる。
今度はコップが浮き上がり、安焼酎が揺れて、減ってゆく。
どこに消えていくんだろう。
「大丈夫な人でいいのかな」
「……酔っ払ってる……けど……」
幽霊さん幽霊さん、お酒はここでは止してくれませんか。
多少恭しくそう言ってみる。
「小梅ちゃんが困ってるんです」
一升瓶がまた揺れる。
「こ、困らせるつもりはなかったん……だって……」
「バッキャロウうちの小梅ちゃんは未成年だぞ。酒臭い部屋で酔っ払ったらどうする」
俺が怒れば、今度はコップが揺れて、また焼酎が消える。
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