32:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 22:16:42.44 ID:Sa18P+fH0
親父、会いに来てくれたんだな。
死に目に会えなくてごめん。
連絡もしないでごめん。
俺には見えない親父に向かって、自分でもびっくりするくらい言葉が止まらなかった。
俺、東京で楽しくやってるんだ。嘘みたいだろう? 本当に楽しいんだ。
どこからかコップがもう一つ出てきて、そこに安焼酎が注がれる。
「馬鹿、止めてくれって。まだ仕事中なんだぞ」
そうは言ったものの、自然とおれの手はコップを掴んで、中身を呷った。
少し塩っぱかったけれど、今まで呑んだどんな酒より旨かった。
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