過去ログ - 卯月「シンデレラプロジェクトが無くなっちゃうんですか...?」
1- 20
3:名無しのシンデレラ ◆vSqCWNhtWA[sage saga]
2016/09/17(土) 22:03:29.65 ID:lbAtUERV0
彼の主張することは事実である。
夏以降CPの活動はプロダクション内でも一定の評価を受けており、将来を期待されていた。
が、時の運に見放された。
シンデレラの舞踏会は当日に数十年に1度の大雪に見舞われたのである。
そのため主要な交通機関はストップし、熱心なファンですら会場にたどり着くことが難しかったのである。
そのため来場者は予想の半数程度であった。
それでも来てくれたファンのためにアイドルはステージを行い、それは誰の目をもってしても大成功であった。
だが、不幸なことに大雪の影響でライブ会場を含めた地域一帯が大規模な停電に見舞われ、タイムテーブルの半分も消化されないうちに中止になってしまったのだった。
美城常務はふっと息をつき椅子から立ち上がり言った。

美城常務「君の必死の懇願に対して私はどのような条件を提示したのか覚えているか?」

武内P「それは…」

【シンデレラの舞踏会の成功】武内Pの頭の中にはこの半年間、この文字が鎮座していた。

美城常務「では次に聞こう。今回のシンデレラの舞踏会、このライブは成功であったと言えるか?」

シンデレラの舞踏会が成功とは言えないことは、武内Pはわかっていた。
彼も企業の人間である。
346プロほどの事務所が大規模なライブを行うにあたってどれほどのお金が動いているのかも当然知っていた。
しかし、どうしても、いや、どうやってもその事実を認める事はできなかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
63Res/55.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice