過去ログ - 卯月「シンデレラプロジェクトが無くなっちゃうんですか...?」
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5:名無しのシンデレラ ◆vSqCWNhtWA[sage saga]
2016/09/17(土) 22:08:20.41 ID:lbAtUERV0

CPのプロジェクトルームの空気は酷く重かった。
CP発のユニット、ニュージェネレーションズの島村卯月はみんなの不安な顔と時間は必ず守る武内Pが朝礼の時間になっても姿を現さないことで困惑していた。
普段なら莉嘉やみりあが元気な声でおしゃべりをしているが、これから何が起こるかを理解しているらしく、口を閉ざしたまま不安な表情を浮かべていた。
それはアイドルが、ましてこんな小さい子がしていい表情ではない。
しかし、ルーム内にいる全員がそんな顔をしていたのだ。

みく「みくたちをこんなに待たせて、Pチャンはなにやってるにゃ。こんなんじゃプロデューサー失格どころか、男性として失格にゃ。」

唐突にみくが口を開いた。
場の嫌な空気を変えようと声を震わせながらなんとか言葉を作った。

未央「そうだよ!全くこんなに可愛い娘達を待たせてプロデューサーは罪な男だよね全く!」

隣で震えていた未央もそれに乗じた。
しかし、さすがの未央とみくを持ってしてもこの空気は変えられなかった。
むしろ誰かが口を開く事でパンパンになった炭酸飲料の蓋を開けるように、中に溜まっていたものを一気に外に噴出させることになる。

智絵里「あの…プロデューサーさんはなんでこんなに遅いんでしょう…今まで遅れてきたことなんてなかったのに…」

みく「それは…そう!たぶん打ち合わせが長引いちゃってるだけにゃ!シンデレラの舞踏会がああなっちゃって、それの後処理がまだ残ってるだけにゃ!」

ここで全員ができるだけ口にしないようにしていた言葉が出てしまった。
みくがはっと口をつぐんだが遅かった。


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