過去ログ - モバP「人類は今、週末を迎える…」
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2016/09/18(日) 02:47:44.99 ID:iMa1eE1s0
 「……コンビニ、寄るか」 
  
 「…いいんですか、早く帰りたいんじゃ…」 
  
 「お前送ってる時点で変わらないよ」 
11: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 02:57:19.45 ID:iMa1eE1s0
 「…何も聞いてくれないんですね」 
  
 缶の中身を啜りながら彼女は言った。 
  
 「聞くまでもないからな」 
12: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:06:36.66 ID:iMa1eE1s0
 「…お前が何で悩んでるかなんて、聞くまでもない」 
  
 「っ……」 
  
 彼女の表情が悲しみに歪む。 
13: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:16:23.78 ID:iMa1eE1s0
 「まぁ、そこは何でもいいさ。…それで、どうする?」 
  
 「…どう、するって…それは…」 
  
 彼女は再び目を伏せる。我ながら性格の悪い聞き方だと思う。 
14: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:23:00.29 ID:iMa1eE1s0
 「……………」 
  
 コーヒーの缶を仰ぎながら、横の少女を横目に見る。 
  
 彼女は小さな両手に缶を包み込み、難しい顔をしている。 
15: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:35:57.52 ID:iMa1eE1s0
 「…でも…」 
  
 「大丈夫だ。人間何やったって案外大丈夫。お前も大丈夫って言ってみろ」 
  
 「…大、丈夫…」 
16: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:46:12.79 ID:iMa1eE1s0
 ・・・・・・・ 
 ・・・・・・・・・・・・・ 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  
 玄関の前で少女を降ろす。当然というか何というか、彼女の面持ちは暗い。 
17: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:57:13.28 ID:iMa1eE1s0
 まさか帰るのにこんな道草を食うとは思わなかった。 
  
 「あの、プロデューサーさん…ありがとうございました!」 
  
 まったく、明日は折角の休みだってのに。 
18: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:58:39.02 ID:iMa1eE1s0
 明日休みだとこんな時間まで起きれる 
 幸せ 
  
  
 おやすみ 
19:名無しNIPPER[sage]
2016/09/18(日) 12:50:58.69 ID:RN5sYel50
   
  おつー  
   
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