過去ログ - モバP「人類は今、週末を迎える…」
1- 20
8: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 02:23:01.29 ID:iMa1eE1s0
彼女はナルシストだが、傲慢ではない。人が嫌がっていることはしないし、よく周りが見えていて気が効く。

彼女のそういうところは評価しているし、好ましく思っている。

だから、少し驚いた。
以下略



9: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 02:39:10.51 ID:iMa1eE1s0
「…あの…え、っと…」

彼女の眼が泳ぐ。それは何かを隠そうとしているではなく、何があったのか聞いて欲しい。そんな様子だった。

信号が青になる。
以下略



10: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 02:47:44.99 ID:iMa1eE1s0
「……コンビニ、寄るか」

「…いいんですか、早く帰りたいんじゃ…」

「お前送ってる時点で変わらないよ」
以下略



11: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 02:57:19.45 ID:iMa1eE1s0
「…何も聞いてくれないんですね」

缶の中身を啜りながら彼女は言った。

「聞くまでもないからな」
以下略



12: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:06:36.66 ID:iMa1eE1s0
「…お前が何で悩んでるかなんて、聞くまでもない」

「っ……」

彼女の表情が悲しみに歪む。
以下略



13: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:16:23.78 ID:iMa1eE1s0
「まぁ、そこは何でもいいさ。…それで、どうする?」

「…どう、するって…それは…」

彼女は再び目を伏せる。我ながら性格の悪い聞き方だと思う。
以下略



14: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:23:00.29 ID:iMa1eE1s0
「……………」

コーヒーの缶を仰ぎながら、横の少女を横目に見る。

彼女は小さな両手に缶を包み込み、難しい顔をしている。
以下略



15: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:35:57.52 ID:iMa1eE1s0
「…でも…」

「大丈夫だ。人間何やったって案外大丈夫。お前も大丈夫って言ってみろ」

「…大、丈夫…」
以下略



16: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:46:12.79 ID:iMa1eE1s0
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

玄関の前で少女を降ろす。当然というか何というか、彼女の面持ちは暗い。
以下略



17: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:57:13.28 ID:iMa1eE1s0
まさか帰るのにこんな道草を食うとは思わなかった。

「あの、プロデューサーさん…ありがとうございました!」

まったく、明日は折角の休みだってのに。
以下略



18: ◆30lx83ehPU[saga]
2016/09/18(日) 03:58:39.02 ID:iMa1eE1s0
明日休みだとこんな時間まで起きれる
幸せ


おやすみ
以下略



21Res/13.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice