過去ログ - 「Pであり世帯主」(デレマスとモンスター娘のいる日常オンラインクロスSS)
↓
1-
覧
板
20
23
:
◆stww/BS79E
[sage saga]
2016/10/02(日) 14:43:16.34 ID:aLeI6yuc0
部屋に入るなり、何故か二人は若干の戦闘態勢に入る。
美玲はガオーッとフードの先にある爪を構え、フローズもやや前傾姿勢でグルルと喉を鳴らしている。
「フローズ、美玲、両方ともストップ!」
とりあえず止める。
落ち着かせて冷蔵庫の中のジュースや俺の秘蔵お菓子を持って応接間に移動し……
そして、なんか隣同士で座らせるのが怖くなり長めのソファーで俺が二人の間に座る。
どうしてこうなった。
もちろん、両方から脇腹を小突かれる。
「フローズはフェンリルっていう北欧神話の狼族の血族なんだ」
と美玲に説明し、
「美玲は自分が思うカッコいいと可愛いを目指してアイドルをしているんだ」
とフローズに説明する。
両者の会話はまだない。
沈黙と両者からの牽制が怖い。
これは早急に対応が必要だ。
ホワイトボードを確認すると今日はもう全員仕事は終わっているらしい。
俺の事務仕事は最悪明日の午前に済ませればなんとかなる。
……俺は、意を決して二人に聞こえるように呟く
「……肉でも食いに行くか」
両脇からピクッと反応が帰ってくる。
そりゃあ肉食少女二人だ、当然の反応だろう。
「肉か!?」
フローズの目の色が変わる。
「美玲も行くだろ?」
「行く! メロンソーダのある店だよな!?」
美玲が目を輝かせている。
「めろんそーだ?」
聞き慣れない単語だったのかフローズが不思議そうな声を上げる。
「メロンソーダ知らないのか!?」
「そんな肉知らないな」
「肉じゃないぞ! 緑色でシュワシュワなジュースなんだ♪」
「へぇ〜」
嬉しそうに語る美玲を見て、フローズが興味を持ったらしい。
「じゃあ、行くか」
メロンソーダからやっと始まった雑談は、肉屋に入るまで続いた。
本当にこの二人は最初の壁が大きすぎる。
焼肉屋で肉の争奪戦を笑顔でする程度に仲良くなって、最後の交流は終わった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
28Res/21.32 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 「Pであり世帯主」(デレマスとモンスター娘のいる日常オンラインクロスSS) -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1474189708/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice