過去ログ - 狐神「おぬしはお人好しじゃのう」 其ノ貮
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596: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:29:41.88 ID:RJRubkLg0
狐神「わしらが持つ身を守る力の中で最も有効な手段は逃げることじゃ」

狐神「もしもの時にこの迷宮の端から端まで逃げられるような力を蓄えおくべきじゃろう?」

お祓い師「まあ、それもそうだな」
以下略



597: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:31:05.21 ID:RJRubkLg0
狐神「さしずめ征服の象徴と言ったところじゃろうな」

狐神「あそこの地下にお父上がおる」

お祓い師「中に敵の気配は?」
以下略



598: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:31:43.29 ID:RJRubkLg0
お祓い師「ここは教会の中心、礼拝堂だ。こんな目立つ所に隠し扉が……?」

狐神「ええと、ここじゃのう」

お祓い師「絶対神の像の裏側……確かにそんなところを覗く奴なんているわけが無いか」
以下略



599: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:32:36.36 ID:RJRubkLg0
お祓い師「お前は……!」

共和国首都の聖騎士長「おや……貴方が何故ここに……?」

お祓い師「そんなことよりお前……左腕が……!」
以下略



600: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:34:06.68 ID:RJRubkLg0
共和国首都の聖騎士長「ですが向こうの頭は私にご執心のようでしてね……それはそれはしつこく追いかけてくるんですよ」

共和国首都の聖騎士長「今も窓の外から何人かを従えて弓でこちらを狙っている筈です……」

共和国首都の聖騎士長「絶対にこの祭壇から顔を出さないでくださいね」
以下略



601: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:36:25.93 ID:RJRubkLg0
狐神「そやつが言うように少しでも顔を出せば瞬く間に射られてしまうじゃろう」

狐神「当然あの鉄扉を悠長に開けている時間など許してはくれぬじゃろうな」

狐神「わしに出来るのは意志がある者の行き先を変えることであって幻覚を見せることではあらん」
以下略



602: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:38:48.62 ID:RJRubkLg0
お祓い師(ん……? なんだ……?)

共和国首都の聖騎士長「……いやいや、これは参りましたね……」

お祓い師「…………」
以下略



603: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:40:13.00 ID:RJRubkLg0
共和国首都の聖騎士長「まあランクなんてものは実績なんかも加味しますから、正確に強さの尺度としては使えないでしょう」

レライエ「ふん……狐女よりも狐らしいな貴様は」

レライエ「……我はA2止まりの悪魔ではあるが、ここは我の迷宮である」
以下略



604: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:41:20.77 ID:RJRubkLg0
お祓い師「ああ……奴らは人外でありながら人とはもちろん、他の人外と交わることすらも嫌う森の民だ」

お祓い師「数百年……約千年前に魔王軍と人類が全面的に衝突した時でさえ、彼らの多くは不干渉を貫いたと言う……」

レライエ「実際多くは王国と北方連邦の間……自治区に今も引きこもっている」
以下略



605: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 20:41:50.28 ID:RJRubkLg0
レライエ「ほう……末裔がか」

お祓い師「…………」

狐神「じゃがおぬしらのやり方には賛同できぬ」
以下略



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