過去ログ - 狐神「おぬしはお人好しじゃのう」 其ノ貮
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648: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:41:21.91 ID:RJRubkLg0
九尾「息子に相応しい器量の持ち主かどうか、見極めが必要よ……!」

狐神「ふん、望むところじゃ」

九尾「その余裕、いつまで続くかしらね……!」
以下略



649: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:44:10.48 ID:RJRubkLg0
九尾「うちの息子は半妖ではあるけれども、その体はほとんど人間と言える」

九尾「どんなに健康体であったとしても、百年後には確実にこの世を去っているわ」

九尾「でもその時、貴女はきっと生きている。その先もずっと生き続けるのよ?」
以下略



650: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:44:42.28 ID:RJRubkLg0
氷の退魔師「だろ? それが完成すれば嬢ちゃんも人外としてまっとうな時間を生きていけるようになる」

狐神「ふむ、それは飛び跳ねるほどに嬉しいことじゃ」

狐神「じゃが、要らぬ」
以下略



651: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:45:18.24 ID:RJRubkLg0
氷の退魔師「な、そう思うだろ?」

九尾「……ふん、知らないわよ」

氷の退魔師「これなら認めてやっても良いんじゃないか」
以下略



652: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:46:06.21 ID:RJRubkLg0
氷の退魔師「俺が生きている内に頼むぜ。孫の顔ぐらい見てみたい」

お祓い師「俺に言われてもなあ……」

お祓い師「……そういえば、親父はどう考えているんだ?」
以下略



653: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:46:49.70 ID:RJRubkLg0
氷の退魔師「気にして欲しいのかよ」

九尾「まさか。むしろあなたがそういう人だから夫にしたのよ」

九尾「長命の種の最期は自殺であることがけっこう多いの」
以下略



654: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:47:39.18 ID:RJRubkLg0
氷の退魔師「ん?」

お祓い師「親父はいつも一歩二歩先を行っている」

お祓い師「どんな人外にも力を供給する方法……発想まではあったんだが、既に実行に移っていたとはな」
以下略



655: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:49:09.69 ID:RJRubkLg0
氷の退魔師「さて、とっとと後処理して俺は出国しないとな」

お祓い師「出国? どこに行くんだ?」

氷の退魔師「法国さ。既に対策本部が立ち上げられているはずだ」
以下略



656: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:52:04.43 ID:RJRubkLg0





以下略



657: ◆8F4j1XSZNk[saga]
2017/08/23(水) 21:52:44.07 ID:RJRubkLg0
お祓い師(その大神官の不正のもみ消しと引き換えに撤退をした……)

お祓い師(それも理由の一つではあるがそれ以上に、単純に各国が自国のことで手一杯になったことが大きい)

お祓い師「“領土、未だに奪還できず”……か」
以下略



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