過去ログ - 理樹「杉並さんと付き合ったら皆から襲われた」
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36:名無しNIPPER[saga]
2016/09/20(火) 21:44:08.81 ID:I1VP9rkW0
杉並「ところで直枝君、さっきの人追っかけなくていいの?」

理樹「ああ恭介のこと?いや、どうせ後でまた会うだろうしね」

理樹「それに今は杉並さんと一緒にいる時間の方が大切だよ」

杉並「〜〜〜っ!」

タッタッタッ

理樹「えぇ!?」

理樹(彼女は僕の言葉を聞いてから数秒固まったかと思うと一目散に逃げ出した)

理樹「ど、どうしたの!?」

杉並「お、追いかけないで!」

理樹「いやいやいやっ」

理樹(普段のイメージとは似つかないほど素早いスピードで逃げ切ろうとする杉並さん。しかしまだ追いつける範囲だった)

理樹「待ってよっ!どうしたの急に!?」

理樹(なんとか肩を掴むと、そこが限界だったのか息を切らせて立ち止まった。しかし相変わらず顔は見せてくれない)

理樹「はぁ…はぁ……な、なんでいきなり逃げてったの?」

杉並「だ、だって……直枝君が急にあんなこと言うから、凄く恥ずかしくて……」

理樹「えっ、そこまでの事なんか言ったっけ……?」

杉並「言ったよっ。と、とにかく今は近付かないで…」

理樹「なんで?」

杉並「直枝君のせいで変な顔になってると思うから……」

理樹「変な顔…」

理樹(そんな事を言われてはとても気になってしまう)

理樹「ね、ちょっと見せてよ」

杉並「えっ……や……」

理樹「ちょっとだけだから!お願い!」

杉並「や、やだ…っ」

理樹(ガードが固いので右側から回り込んで見る振りをして素早く左側から顔を覗いた)

理樹「ふふっ、フェイントさ……」

杉並「へっ………ぁ」

理樹「あっ……」

理樹(杉並さんの顔はとても真っ赤だった。そして目の方は泣きそうなのに下は口角が上がりまくってて、かなり緩んでいる。この状況が無ければ嬉しいのか悲しいのか分からないくらいだった)

理樹「………ご、ごめんなさい」

杉並「ううん……大丈夫……」

理樹(こっちまで顔が赤くなってお互い顔を背けてしまった。今の顔は凄かった)

理樹「そ、それじゃあ……ま、また明後日、正午に校門で待ってて…!」

杉並「分かった……」

理樹(ぎこちない別れ方だった)


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