過去ログ - 【ヒロアカ】最強無敵のヒーローを目指す【安価・コンマ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【ヒロアカ】最強無敵のヒーローを目指す【安価・コンマ】

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369: ◆dF.2uOrLPs[saga]
2016/09/19(月) 17:40:28.18 ID:V0JnfeRR0

朝

入学式が終わった次の日の朝、ついに学校生活が始まる日である

目覚ましの音で目覚めた空はまずはじめにグラサンをかけた
その後体を起こし、体を伸ばし、あくびをしてついに目を開ける
物心ついたときから習慣化された一連の動作である

寝巻きを着替え階段を下り廊下に差し掛かったところで兄にあった

「お、おはよう」

「ああ、おはよう兄さん」

兄、星の姿はスーツ
身バレはヒーローにとって御法度なため事務所に着くまではこの姿で通勤する
自分も体はでかい方だが兄はさらにでかい。身長だけならオールマイト以上である
ヒーローらしくぴしっと着こなされたスーツは様になっており
男前な顔や、引き締まった肉体、その身長から
初対面であれえば怖さを覚えるかもしれない出てたちには、たくましさが感じられた

軽く顔を洗い、鏡を壊さないようにボケっと見ればそこには引き締まらない顔の自分が写った
今日も問題なさそうだ

リビングに付けばテーブルには姉の火憐特製の朝食が並んでおり、自分以外は皆席に着いていた
いつも朝元気いっぱいな弟と妹の虫太と瞳を見れば虫太は顔がどこか凸凹しており
瞳はムスっとして虫太と顔を合わせようとしていない
あとで火憐がこっそりと教えてくれた話によれと
朝、瞳が少しばかりいつもより早く目覚めると、眼前に虫太の変身したゴキブリ人間の顔があり
驚いた瞳はその場でしめやかに失禁
それを見て焦った虫太は逃げようとするも瞳につかまり文字どうりサンドバックにされたそうだ

なんとも賑やかな朝である

朝食を食べ終われば皆で揃って通学(勤)する
星は家の車で事務所に向かい、火憐は駅への道につき、虫太と瞳は自分とは違う通学路へ
必然的にひとりぼっちになった空は何気なしにグラサンを外し上を向く
そこには雲一つなく、空は驚く程に青く澄んでいた

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