過去ログ - 提督「嵐の山荘で」吹雪「ふ、二人きり、です……」提督「じゃあ、安価でも」
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15: ◆vMSeYbSya.[saga]
2016/09/20(火) 16:29:03.92 ID:pmdsDHU50
 口の中に右手の指を入れたまま、吹雪を抱き寄せる。

吹雪「んゃっ……」

提督「かわいいな、吹雪は」

 彼女の耳元に口を寄せる。

提督「ずっとこうしていたい」

吹雪「ほぇ……」

提督「吹雪を俺だけのものにしたい」

吹雪「ぇっ……んちゅ」

提督「どうしてだろうな、こんなことは思ったことはなかったのに」

吹雪「ひれ……あ、ぅ」

提督「……二人きりだからかな」

吹雪「はへ……」

提督「吹雪をもっと感じたいよ」

吹雪「……んんっ」

提督「好きだ」

吹雪「ふ、あふぁっ」

提督「愛している」

吹雪「はぃ……」

 なんとも陳腐な言葉しか出てこないものだ。

提督「もっといい言葉があればいいのにな」

吹雪「ほんな……」

提督「俺と吹雪だけの言葉が欲しい」

吹雪「ふはひ……らけの」

提督「いや、そうか。ここはこうだな」

 俺は指を吹雪の口から抜きだした。指と赤い舌の間をつたう糸を、吹雪が名残惜しげに見ていた。
 だから俺は、彼女の唇をそっと口にした。

吹雪「ん……」

 ただ、二人で。
 静かだった。


おわり


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