過去ログ - 提督「嵐の山荘で」吹雪「ふ、二人きり、です……」提督「じゃあ、安価でも」
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22: ◆vMSeYbSya.[saga]
2016/09/20(火) 22:58:55.81 ID:pmdsDHU50
提督「何もしないというのは嘘だ」

 俺は吹雪の横に寝転がった。

吹雪「……え、え……?」

 吹雪が弱々しく、何が起こっているのかわからない様子で戸惑っている。
 俺はそんな彼女を抱き締めて、キスした。

吹雪「……んっ、んちゅ、はっ、あむ、ちゅる、んんん……」

 舌を入れて、吹雪の口の中を味わう。さっきはやらなかったタイプのキスだ。
 吹雪の抵抗は弱々しく、すぐに収まった。されるがままの吹雪を味わう。吹雪も恐らく、俺を味わっている。
 しばらく二人で、舌をからませ唾液を交換しあう。とろけるような時、時間がとろけていく。
 そして唇を離す。吹雪は荒く息を吐いて、濡れた瞳をしていた。こんなものかな。

提督「吹雪はいいな……」

吹雪「い、いい、……ですか?」

 うむ。とてもかわいいし、反応がいい。だから愛しい。

提督「吹雪」

 少し彼女と俺の間にスペースを作り、そしてその目の前に、人差し指を立ててみせた。
 その目がゆれ、指と俺の顔を交互に見る。期待と不安、緊張と安心、そして情のきらめき。
 俺はそのまま、彼女の口元に指を近づけていく。抵抗はなかった。そのまま口の中へと入りこみ、馴染みの感触が伝わった。
 吹雪がこらえきれないというように、俺の身体に再び両腕をまきつけ、力を篭める。密着したまま、俺は彼女の口の中をもてあそぶ。

 歯のひとつひとつを確かめるように触れ、反応を確かめる。吹雪の歯は硬くて白い。虫歯らしきものは一つもなく、その全てがなめらかで大理石のようだ。艦娘の歯は深海棲艦の装甲を食い破ることもあるという。少しでも吹雪がその気になれば、俺は指を失うだろう。そんな想像にぞくぞくする。俺は危険を冒している。
 吹雪の口の中と同時に、背中に沿わせた手も動かしていた。吹雪の小さな背中に、裾口から手を入れて直接触れた。吹雪の身体がびくりとはねて、その反応を楽しませてくれる。背筋を上から下に、下から上に。肩下、脇腹、腹部裏。触れる場所によって、吹雪の反応は変わる。

吹雪「んっ、はあっ、ひゃ、あ、む……」

 俺は吹雪を解体したかった。
 その一つ一つの反応全てを見て、吹雪を部位ごとにバラバラに捉える。彼女を知りたい。
 これは好奇心か。いや、多分独占欲のほうだ。俺だけが知っている、俺だけの、俺のための彼女。
 吹雪を所持したいという欲求がある。その身体と心と魂を保有して、永遠に離したくない。彼女の構成材料ひとつひとつに印をつけて、全てを把握しておきたい。
 吹雪の口から指を抜いた。

吹雪「はぁ……司令官……わたし、は……」

 辛そうだな、吹雪。けれど、悪いがまだだ。まだ俺はお前を知らない。知らなさ過ぎると言ってもいいくらいだ。
 だから、全部はしない。でも、お前を満足させないつもりもないよ。だから、もっとだ。もっと俺に君をさらけ出してくれ。

 そうして俺は、夜明け近くまで彼女を確かめた。


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