18:名無しNIPPER[saga]
2016/09/20(火) 21:04:57.63 ID:iQuGjVDwo
「やだ」
そう、きらりの声がはっきりと聞こえた。
笑いが止まった。
「こんなの、やだ」
杏は顔を上げる。
そこには、きらりがいた。
涙目のきらりがいた。
笑い声の止まったきらりがいた。
嫌だ、と呟くきらりがいた。
「きらり?」
「ごめん、ね」
身を翻し、きらりは病室を出て行く。
ドアの向こうから、再び笑い声が聞こえたような気がした。
それ以来、杏はきらりの姿を見ていない。
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