3:名無しNIPPER[saga]
2016/09/20(火) 20:58:13.42 ID:iQuGjVDwo
「……そろそろ、だよね」
杏は病室の壁に掛けられた時計を見た。
そろそろ、きらりが来ると約束した時間だ。
「杏ちゃーん、来たゆ〜」
案の定、きらりの声がする。流石に病院の中だと声は抑えているが、特徴ある口調はそのまま。
約束に厳しいきらりだけある、と杏は感心した。
今の杏には、きらりのいつもの口調も乱入も心地良い。
なにしろ、ベッドに縛りつけられるようにして過ごしているのだから。
多少の波乱はあっても変化は大歓迎だ。
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