過去ログ - モバP「アイドル達に武術を教えた結果」
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名無しNIPPER
2016/09/20(火) 23:23:50.50 ID:ebJIvi0l0
「か、加蓮には手を出すな」
裏路地に2人、女子高生2人が震えて怯えていた。
「きひひ……、いいねぇ……、そーいう友情」
悪漢は3人、である2人は抵抗しても無駄たと気づいていた。
男性と女性の力の差は歴然、尚且つ人数も多い。
そんな中で彼女たちは何ができるというのだろう、それはどう痛みを軽減するかに尽きる。
彼女は痛みをすべて自分で引き受ける事を決断した。
親友、加蓮を助けるために。
「やめて、奈緒!私がっ……」
「いいんだ!!私のほうがお姉さんなんだ、加蓮は無理しなくていいんだ……」
言葉を遮り、奈緒は精一杯の笑顔で加蓮を励ました。
それが虚勢だということは加蓮も気づいていた。
「さぁ、煮るなり焼くなり好きにしろよっ……!!」
頬を羞恥で赤く染め、手は震え、唇を噛み締める。
心だけの抵抗、加蓮はその奈緒を見て無力感に苛まれた。
「ぐひひ、それじゃあ、奈緒ちゃんイってみようかぁ……」
「くっ…」
悪漢共は下衆な笑いと下衆な要求を奈緒に突きつけた。
「さぁ、脱いでみようかぁ……」
「……わかった」
震える手で、制服のリボンに手をかける。
その時だった。
「なにやってんの?」
名のごとく凛とした声が路地に響いた。
「り、凛……」
加蓮が微かな声でその名を読ぶ。
「ッ、だめだ!来んなぁ!!」
我に帰った奈緒が大声で叫んだ。
「うるせぇんだよ!」
男の1人が奈緒に手を振り上げる。
だが、男は確かに聞いた。
「はぁ…」
凛の小さなため息を、そして男の視界は黒く染まるのだった。
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