過去ログ - 花丸「今日も練習疲れたなあ…。」
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27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:15:16.25 ID:M3FiOxds0

午後の練習が終わる。

最近は休んでいたからか、前よりへばらなくなっていた。

皆と同じタイミングで部室を出る。

ルビィと善子が話しかけてくる。

ルビィ「花丸ちゃん、ルビィ、花丸ちゃんとゆっくりお話したいなって…。」

花丸「お話?」

善子「その、この前のこと。ちゃんと話さなきゃって。」

花丸「あ、うん、そうだね…。」

話すと言っても何を話したらいいかわからなかった。

自分の感情は、すべて話してはいけないもののように感じていた。

当たり障りのないことだけ、そう、例えば疲れていたとか、そういうことだけなら話してもいいだろうか。

ルビィ「あの、だからね、この後ちょっとだけ――」

いいよ、と答えようとしていたと思う。

断ったらルビィを悲しませてしまうと思っていた。

だから、横から腕をつかまれたときは心底驚いた。

梨子「ごめんねルビィちゃん。花丸ちゃん、今日は私と約束があるの。」

花丸「梨子、さん…?」

ルビィ「ふぇ、そうだったの?ごめんね花丸ちゃん!」

花丸「え、あ、うん…。」

善子「リリーとずら丸が?珍しいわね。」

梨子「たまにはそういうこともあるよ。じゃあね、ルビィちゃん、よっちゃん。ごめんね。」

ひらひらと手を振って、千歌のいいなーという声も無視して、梨子は自分を連れて外へ向かった。



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