過去ログ - 私の世界を壊すキス
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94: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 00:14:47.73 ID:bvvUhoiS0
思い出そうとしている自分が恥ずかしくなって、思考を中断。
にも関わらず、むかつく笑い方をするゆうがひょいと現れる。
頼むから、寝かせて。
それから何時間か経って、養護教諭はいつの間にか部屋を出てもうすぐお昼。
横になるだけでも多少は頭痛が軽くなってはいた。


95: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 00:16:00.60 ID:bvvUhoiS0
あかんまた明日にでも


96:名無しNIPPER[sage]
2016/10/06(木) 00:17:26.74 ID:vqqOG2xko

無理せず休んでええんよ


97: ◆/BueNLs5lw[saga sage]
2016/10/06(木) 06:37:40.44 ID:bvvUhoiS0
>>96
ありがと



98: ◆/BueNLs5lw[saga sage]
2016/10/06(木) 07:24:24.95 ID:bvvUhoiS0
落ち着いてくると、今度こそ睡魔が襲ってきた。
部屋の隅で声が聞こえたような気がした。
いつまでも休んでいるわけにはいかない。
こうしている間にも授業が進んでしまうわけで、それを取り返す時間を新たに作らないといけないわけで。
そんなの面倒くさいでしょ。
以下略



99: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 08:09:19.84 ID:bvvUhoiS0
鞄を持ってきてくれるようなクラスメイトが一人しか思い浮かばない。
教室に戻って姿を探したけどいなかった。
どこにいるんだろう。
もしかしたら、南合と一緒にいるのかも。
あのグループにいつまでいる気なんだろう。
以下略



100: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 08:39:23.31 ID:bvvUhoiS0
果たして、いつものベンチに彼女はいた。
文庫本らしきものを手に取り、一心に読んでいる。
本なんて読むんだ。
そのたたずまいは、どこか不憫。
こちらの憐みを誘うよう。
以下略



101: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 08:46:10.86 ID:bvvUhoiS0
「何読んでるの」

覗き込むと、観覧車の挿絵が見えた。

「恋愛小説……」
以下略



102: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 09:19:52.53 ID:bvvUhoiS0
「って、言ったら……江梨香さん、驚く?」

目を細めるゆう。

「そりゃ、まあね」
以下略



103: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 09:51:10.60 ID:bvvUhoiS0
深呼吸して、身体の中でほとばしる焦りを逃がす。
どうして、この子は、こんなにも自分の気持ちに素直になろうとするの。
そんな純粋なものをぶつけようとするの。
いつもみたいに、遠慮がちにへらへら笑ってくれない。

以下略



104: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 10:33:07.36 ID:bvvUhoiS0
目を瞑る。

「そんなに、嫌……?」

動きが止まった。
以下略



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