過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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15: ◆takaJZRsBc[saga]
2016/09/25(日) 19:47:07.23 ID:Z3FAymaw0

                  ╂


「ウオオオオオー!!」


城の梁が崩れる寸前、建物の崩壊を察知したKAZUYAはバリケードを蹴破り中に侵入した。
そして悲鳴を上げるセレスを押し倒して自身のの巨体で庇う。


「先生ッ?!」


誰もが予想外の行動だった。モノクマすら口を挟まなかったのがその証拠だ。
しかし、当の本人が一番驚いていた。セレスは大きな瞳を更に見開き、目の前の男を凝視する。


「な、ぜ……?」

「――さあな」


自分は見捨てられて当然のことをしたのだ。KAZUYAだって呆れていたし怒っていたはずだ。
しかし、KAZUYAはセレスを助けた。さもそれが当然であるかのように。

その表情は極めて複雑であったが、彼は彼女を責めることも恩を着せることもなかった。


「KAZUYA先生! 大丈夫ですか?!」

「慌てるんじゃない! 俺は大丈夫だ! 上に乗っている梁を落ち着いてどけてくれ!」


KAZUYAの背にはいくつも太い木の柱が落下していた。しかし、鉄骨すら耐えたことのある
鋼の肉体は何とか柱の重みに耐え、KAZUYAの下にいるセレスを守った。


「俺と大神で何とかする! お前らは危ないから下がってろ!」

「兄弟、二人だけでは大変だ! 僕達も手伝う!」




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