過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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516: ◆takaJZRsBc[saga]
2017/05/22(月) 01:26:13.65 ID:/ooQNeCg0

「不意打ちしようとしても無駄だよ。アタシに何かあればお姉ちゃんが動くから」

「……!」

「今、アタシを人質にすればお姉ちゃんも何とか出来るって思ったでしょ。それも無駄。あんたの
 動きは読み切ってる。確かに力づくで押さえられたら流石のアタシも少し厳しいけど、攻撃を避けて
 部屋から逃げ出すくらいなら可能。そしてアタシを逃した瞬間あんた達はゲームオーバーになる」


確かに江ノ島はドアの近くに陣取っていた。取り逃がす可能性はゼロではない。


「動けないでしょ? あんたはデカい図体してるくせに慎重派だもんね? 自分が危ない橋を
 渡る分には気にしないけど、生徒に流れ弾が当たる可能性を考えたらあんたは動けない」

「そもそも、アタシの話が嘘の可能性もあるもんね? もしアタシと残姉を
 何とかしても他に仲間がいたら結局アウト。やっぱり動けないよ、あんたは」

「…………」

(これが超高校級の分析能力か……!)


畳み掛けるように次々と己の思考を言い当てる江ノ島に、男は完全に気圧されていた。

すぐ目の前に黒幕がいるのに、手を出せない!


(何か、何か手はないか? 今が千載一遇のチャンスなのだ!
 この機を逃してしまえばもう二度とこんな機会が来るかどうか……!!)





「ツマラナイ」

「?!」


バッと振り返ると、そこには黒いスーツを来た長い黒髪の男がいた。




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