過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
1- 20
632: ◆takaJZRsBc[saga]
2017/07/31(月) 00:16:24.09 ID:KjOrS2qv0

― 自由行動 ―


廊下を歩いていたKAZUYAは、ふと教室に人の気配を感じて中を覗く。


「朝日奈か」

「あ、KAZUYA先生……」


朝日奈は教室の席の一つに、頬杖をついてぼんやりと座っていた。
最近は解剖実習があまりに忙しいため、あまり自由時間が取れていない。

過去の失敗から、KAZUYAは生徒達とコミュニケーションが取れないことを気にしていた。
特に朝日奈は早い時間に解剖実習を抜けてしまうため、気になっていたのだ。


(担任教師の解剖に最も拒否感を持っていたのは恐らく朝日奈だろう。
 みんなが参加するという状況だから一応参加するが、早めに抜けることが多い)

(他の生徒達が積極的にフォローしてくれているお陰で最近は大分明るくなってきたが、
 だからといって俺が何もしなくていい訳ではない。ここはしっかり話しておこう)


朝日奈の前の席の椅子を引き、向き合うようにKAZUYAも座る。


「少し疲れているようだな?」

「ううん。そんなことないよ。ドーナツ食べてたくさん泳げばすぐ元気になるから」

「久しぶりに二人でちょっと話さないか?」

「いいの? 忙しそうなのに」


申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちを交互に見せながらおずおずと朝日奈は彼の様子を窺う。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/595.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice