過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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892: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/02/27(火) 21:09:23.64 ID:70sNDJqE0

舞園「朝日奈さんの言葉はおかしいでしょうか? 人の痛みをわかって欲しいというのが
    そんなにいけないことでしょうか? むしろ私は優しいと思います」

舞園「あれだけ親友を悪く言われて自分も傷付いてるのに、まだ仲良くしたいと思ってるんですから」

苗木「仲良く?」

舞園「朝日奈さんは十神君が憎くて仕方ないと思うんですが、改心して欲しいとも思ってるんですよ。
    それって、裏を返すと改心して仲間になってもらいたいっていうことですよね?」

朝日奈「そうだよ……嫌いになるってツラいもん……怒ったり憎むのってすごく疲れるし……」

舞園「私も同じですよ。十神君にも変わって欲しいだけなんです。
    変わって、優しくなってもらって、みんなと仲良くして欲しいんです」

舞園「……私もこうするのがいいんじゃないかって実は前々から思っていました」


私達おんなじこと考えてたんですね、と舞園はイタズラっぽく笑う。反対に十神の背筋は冷えていた。


十神「気色の悪い奴らめ……いよいよ宗教じみてきたな。自分達が気に入らないと力づくか……」

舞園「人聞きの悪いことを言わないでください。みんなずっとあなたの暴言を
    我慢していたんですよ。人を傷付けていたのは私達じゃなくてあなたの方です!」

十神「自己主張とは個のぶつかり合いだ。ぶつかって勝利を掴むことで初めて我を通せる。
    それに耐えられない方が悪い。自分の弱さを他人のせいにするなっ!」


その言葉の通り、舞園と十神の意見が真っ向からぶつかり合う。二人共一歩も退かない。


セレス「やりすぎたのですわ、十神君。わたくしはどちらかと言えばあなた寄りの人間ですが、
     やはり自己を主張しすぎて失敗しました。社会とは個の集合体である以上、あまりに
     強すぎる個性は削られるのです。人の上に立つ人間ならそのくらいご承知でしょう?」

十神「知っているさ。だが、超高校級という最も個の強い集団の集まりでさえこうではな。
    失望を通り越してもはや反吐が出るというもの……」




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