過去ログ - 提督「嵐の山荘で」叢雲「なんでアンタと二人きりなのよ」提督「仕方ない、安価だ」
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33: ◆vMSeYbSya.[saga]
2016/09/23(金) 21:33:14.94 ID:9wVQo2V30
叢雲「あー……死ぬかもって本当に思った……」

提督「俺もだよ……」

 俺たちは居間へと戻って、ソファに座っていた。互いに二リットルのペットボトルを四分の三ほど空にして、やっと人心地ついた。
 健康に悪いから、もうこういう勝負はできればやらないことにしたい。

提督「叢雲はがんばったなー」

叢雲「アンタも艦娘相手に、意地を張りすぎなのよ」

提督「俺は限界までやっただけだよ」

叢雲「そう。ま、私はまだまだ余裕があったけど。なんだったら、もうちょっと走ってもいいくらい」

提督「そうか。あー、腹減ったな。余裕のある叢雲さんに食事を用意してもらおう」

叢雲「は!? な、何言ってんのよ!」

提督「俺はもう限界すぎるから無理。がんばってくれ」

叢雲「わ、私だって足ガクガクいってんのよ! 大体、勝ったのは私でしょ!」

提督「そうだったな。まあ余裕があるフリなんかするから、からかってみただけだよ」

叢雲「こいつ……意地の悪い……」

提督「そういう叢雲は面白い性格してるよな」

叢雲「何それ」

提督「文字通りの意味だよ」

 叢雲が何かを言おうとして、そこで大きな風が山荘を少し揺らした。思わず二人で上を見上げる。……大丈夫だよな?

提督「こんな嵐は初めてだな」

叢雲「海の上では、そこまで珍しくはないけどね……」

提督「艦娘は大変だ」

叢雲「他人ごとみたいな言い方しないでよ」

提督「そうだな。では、普段から苦労をかけている叢雲に、今日は遠慮なく褒美をやろう。何でも言ってみるといい」

叢雲「普通、負けて言うことを聞く側が、そんな態度が取れるものかしら。……そうね、それじゃあ……」

 さて、叢雲は何を言い出すのやら。


たぶん最後の安価なのではないでしょうか たぶん
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