過去ログ - 提督「嵐の山荘で」叢雲「なんでアンタと二人きりなのよ」提督「仕方ない、安価だ」
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45: ◆vMSeYbSya.[saga]
2016/09/24(土) 00:35:27.70 ID:HKRlRU160
>>43 です

では59+80で139ですね
とてもたかい



 流れ始めたのは、重低音のギターと激しいドラム……。
 全然詳しくないからわからんが、デスメタルというやつか。意外なような、そうでもないような。
 叢雲はにこにこしながら、楽しそうにリズムを取っている。まあ、本人が好きならつきあってやるか。
 
 そんな気分は、叢雲の声と共に一瞬で消え去った。

 うねり狂うような激しい激情と峻厳な冷徹さを孕んだ声に、頭がかきまわされる。
 歌詞の不吉さが、そのままに世界の色を繰り返し塗り替える。
 死、破滅、破壊。世界が何度も砕けて、これ以上はない、と思ってもまだ解体されていく。
 
 メロディもビートも完全に彼女のものだ。
 彼女の歌声に、曲が……いや、世界の全ての音が従属させられているかのようだ。

 山荘が揺れている。揺らしているのは嵐か?
 違う、叢雲が揺らしているのだと俺は信じた。

 そして死滅した宇宙に巻き起こる、再生、誕生、長い生、だが再び巻き起こる死と破滅の輪廻の果てに、俺は何かを見た……。



叢雲「はー……。堪能した。……ちょっと、アンタ、なに呆けてんのよ」

提督「え? ……あ、いえ、申し訳ありません、叢雲様」

叢雲「なによそれ。ふざけてるの?」

提督「いえいえ、私のごとき卑小な存在にとてもそのような失礼なことは」

叢雲「だ、だから何なのよ……。まあいいわ、ほら、次はアンタが歌う番よ。はいマイク」

提督「そ、そんなまさか! 叢雲様のお歌の後に私ごときの歌声をお聞かせするなど」

叢雲「もう、いいからさっさと歌いなさいってば! まったく、私が歌った後はなんでみんな歌いたくないって言い出すのかしら」

 それはそうだろう、まさか今の歌声を聞かせていただいた身で、では次は自分が、と思える勇気を持つものがいるだろうか。
 いや、そんな蛮勇を持つことすら許されはしない。
 ……とはいえ、叢雲様のご命令を断り、ご機嫌を損ねることなどそれ以上に許されることではない。
 未熟な自分の恥をお見せすることも覚悟せねばなるまい。その上でご機嫌を損ねるようならば、自分の首を差し出せば済むことだ。

提督「では、歌わせていただきます……」

叢雲「はいはい、どうぞ。うん、このポテトのディップおいしい」



なんだかおかしなことになりましたが提督の歌を決めてください
>>46

提督の歌は……
0 すごく上手(80)
1 上手(70)
2 ふつう(50)
3 ダメ(0)
4 地獄(−30)
この数字に、歌のコンマを足したのが提督の歌の評価になります(得意な歌は上手く歌えるわけです)
>>47


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