過去ログ - 藤原肇「Happy Endで始めよう」
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4: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/09/23(金) 11:22:37.23 ID:xjUUEHux0

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朝のラッシュ時間ということもあり、東京駅は多くの人でごった返していた。

スーツだらけの人混みにいるおかげで、少しかっちりした服を着ているにもかかわらず、自分だけがぽっかりと浮いているかのように思える。

そろそろかなと思っていると、ホームにけたたましくチャイムが鳴り出し、青帯の入った白い車体の新幹線が滑り込んできた。
地面に置いていた、荷物をそれなりに入れて重くなったリュックを、再び背負う。

比較的早くからホームで立っていたため、ドアが開くとすぐに車内に入ることができた。指定席を確保しているから、あまり関係のないことだが。

二人席の窓際を指定した俺は、窓際に買っておいたコーヒーを置き、本やちょっとした書類を取り出した後、リュックを上の棚に押し込んだ。

遠くからドアの閉まる音がすると、程なくして静かに新幹線が動き始めた。
この新幹線とは約3時間半の付き合いの予定だ。

プロデューサーとしてではなく一個人として遠出をするのは、かなり久しい気がする。




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