過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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47:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:53:47.30 ID:+3HHJ9Wn0
「誰が捻くれてるのよ」
「エリカさんですよ」
「……戻ってなんかないわ。捻くれっぱなしよ」
「本当に、もう……この天邪鬼! いつまでも逃げているつもりですか!?」
「なっ……!?」

思わぬ言葉に、足が止まる。

いつも笑顔の小梅らしくない、腹の底からの声だった。

小梅は眉を吊り上げ、キッと私を真っ直ぐに見据えている。

「私は逃げてなんかない! 逃げたのはあの子よ! 私は逃げてなんか……!」
「本当に? みほさん、何か言おうとしていたじゃないですか! みほさん、たぶんエリカさんに嫌われてると思ってますよ。それでも、何か言おうとしていたんです! あの人見知りなみほさんがですよ!?」
「……」

返す言葉が、見つからなかった。

どう考えても、逃げているのは私だ。

それなのに、あれだこれだと言い訳して、みほを避けている。

あの子ともう一度言葉を交わしたいという気持ちは、確かにあるはずなのに。

「それでも、自分は逃げてないと言えますか?」
「私、わたしは……」
「……お腹が空きましたね。何か、食べていきましょう」
「……うん」


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