過去ログ - 武内P「これは……私の抱き枕?」
1- 20
141: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2016/09/26(月) 20:27:40.25 ID:Ef7wbUQf0
ありす「ところでCPのプロデューサーさん。話は変わりますが、文香さんは男の人にだまされやすいタイプだと思うんです」

武内P「……理由を聞かせてもらえますか?」

ありす「文香さんはこれまでほとんど恋愛経験がありません。その一方で恋愛ものの小説や映画により、恋への憧れは日に日に高まります」

武内P「……」

ありす「それに信じられないことですが、あれだけ教養があって美しいのに、文香さんは自分に自信が無いんです」

武内P「そうですね。確かに鷺沢さんはもっと自分に自信をもっていいでしょう」

ありす「まったくです。ただ今問題なのは、恋に憧れ、しかし恋愛についての知識が本や映画などの媒体がほとんどを占め、さらに自分に自信がない絶世の美女……蟻が花の蜜に敏感なように、ろくでもない男が寄ってたかるに違いありません」

武内P「鷺沢さんは初対面の人に警戒心が強く、アイドルの自覚もしっかりとある方ですが……橘さんのおっしゃることは一理あり、心配になってきますね」

ありす「な・の・で! 私が鷺沢さんに近づく男が悪い虫でないか見極めないとならないんです!」ロンパァ

武内P「……は、はい」ビクッ

ありす「プロデューサーさん。貴方は私だけでなく、まだ小学生のアイドルたちに対しても丁寧な口調で、さらに苗字で呼びますね?」

武内P「ええ。もっと打ち解けるべきかとは思いますが……」

ありす「私は『この人は私を一人前として認めてくれている』と感じましたし、言葉こそ硬いですがアイドルとそれなりに打ち解けているように見えましたよ」

武内P「本当ですか?」

ありす「はい。相手が年下であってもおざなりにせず丁寧に応対する。ちょっと生真面目すぎるところはありますが、オータムフェスで凛さんの進言を聞き入れて実行に移すなど機転がきかないわけではありません。人格面は上々です」

武内P「は、はあ……」

ありす「仕事面で言うと、私が尊敬して、私を抜擢してくださった美城常務と対立したのはいただけませんが……和解したそうですし、この前常務が貴方のことを褒めていたのでこれも良しとしましょう」

武内P「ありがとう……ございます?」

ありす「これはプライベートに関することなので質問に答えなくていいのですが……貯金はどれほどありますか?」

武内P(人に言うことではありませんが……ずいぶんと真剣な目をしていますし、橘さんは歳の割に分別もあります。私のことだから別にいいでしょう)

武内P「だいたいゴニョゴニョゴニョです」

ありす「えっ……!? プロデューサーさん、まだ30歳ぐらいですよね?」

武内P「残業代や休日出勤の手当など色々と出るのですが、特に使い道がないものでして」

ありす「お酒や煙草は?」

武内P「どちらも付き合いでたしなむ程度です」

ありす「なるほど……金遣い、健康ともに問題無し」

ありす「肝心の相性ですが、先ほどの様子を見るに大丈夫でしょう」

武内P(ひょっとすると、私が鷺沢さんに近づく悪い虫ではないかと警戒しているのでしょうか?)

武内P(私のような者を警戒するのは仕方ないですが、そもそも鷺沢さんが私を相手にするはずがないのですが。鷺沢さんの私への信用は、あくまで仕事における年上の男性に向けるものであって、それ以上でもそれ以下でもないのですから)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
210Res/349.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice