過去ログ - 武内P「これは……私の抱き枕?」
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182: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2016/09/27(火) 06:20:03.87 ID:dc7m5dYL0
※ ※ ※



――翌日


タタタタタッ


武内P「あれは……?」

杏「ハァ……ハァ……プロデューサー!」

武内P「双葉さん? 貴方が走るとはいったい何が……」

杏「え、えらいことに……」ゼェゼェ

武内P「えらいこと? あ、いえそれよりも。昨日の件についてお礼を言わせてくださ――」

杏「そ、それどころじゃないんだよ!」

武内P「……いったい何があったのですか?」

杏「ねえプロデューサー。貯金は今いくらある? 答えにくいと思うけど正直に答えて」

武内P「……わかりました。ゴニョゴニョゴニョほどです」

杏「――よし。杏のと合わせれば数年逃げられる」

武内P「逃げ?」

杏「お願いプロデューサー。こうしている間にもいつ何が起きるかわかんないから、何も聞かずに杏と北海道に逃げて」

武内P「な、何を……」

杏「杏が悪いんだ。杏が昨日ちゃんとプロデューサーを止めていれば……」

武内P「双葉さんはちゃんと私に危険だと忠告をくださりましたし、それに昨日の件は解決したではないですか」

杏「違う……違ったんだ。杏はもっと本気でプロデューサーを止めるべきだったんだ。面倒だけど状況をコントロールできる自信があって……プロデューサーに感謝されたくて、ひざ枕してもらいたくて、欲ばり過ぎちゃった」

杏「杏が……杏が欲ばったせいで……プロデューサーは、プロデューサーは……」

武内P(いつも冷静な双葉さんらしくない……何が起きているか自分はわかっているのに、それを周りに説明できていない……それだけのことが起こっている?)

武内P(たとえ冷静でないとしても、双葉さんの忠告は重い。……ですが、いきなり北海道までアイドルの皆さんへのケアも無しに逃げるのはあまりにも――)

杏「早く、早く行こうよプロデューサー」

武内P「双葉さん。貴方の忠告を無視するつもりなどありませんが、確証も無しに仕事を放っておいてどこかに行くなど許されることではありません」

杏「そんなっ……そんなこと言ってる場合じゃないんだよ!」

武内P「教えてください双葉さん。どこに行けば貴方をそこまで混乱させるものを見れるのかを」

杏「えっと……あれ? 今の時間なら……あ、頭の中がごちゃごちゃして」

杏「――CPルーム」

武内P「CPルームに……ですか?」

杏「うん。……多分、その目で見ないと信じられないんだろうね。だから外からこっそりのぞいて、事の大きさが分かったら西棟の第三会議室に来てちょうだい」

武内P「確かその部屋は……」

杏「うん、あの変態たちが使ってた部屋だよ。常務の身内が強すぎて使う間も無かったけど、あそこには逃走路もあったんだ。杏はそこでプロデューサーを待ってるから」

武内P「わかりました。それでは行ってきます」


タッタッタッタッタッ


杏「プロデューサー……」


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