過去ログ - 武内P「これは……私の抱き枕?」
↓ 1- 覧 板 20
79: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2016/09/25(日) 17:21:06.28 ID:kGAioRXy0
加蓮「わかってる、わかってるってば。顔真っ赤にしてうつむいちゃって。歳下のアイドルにこんなに振り回されたらダメだよ、ふふ」
武内P「そう思うのでしたら、心臓に悪い冗談はやめていただきたいのですが……」
加蓮「えー。だって私、CPの娘たちと違ってプロデューサーさんとお話できる機会少ないんだもん。ちょっとぐらいスキンシップが激しくてもいいでしょ?」
武内P(いったいどういう理屈なんでしょうか……?)
武内P「ンンッ……北条さんが持っているPグッズはバスタオルだけでしょうか?」
加蓮「そうだよ。凛とちがっ……あ、なんでもない、なんでもない。一枚7800円でお買い得だったんだ」
武内P「先ほども申しましたように、アイドルがそのような物を持つのはよくありません。回収に協力してもらえませんか?」
加蓮「……あのね、プロデューサーさん。私はこれ体を拭く以外にも使ってるの」
武内P「何にでしょうか?」
加蓮「私今でこそ体もだいぶよくなったけど、それでも時々寝込んだりするんだ」
武内P「……」
加蓮「お母さんや友達が看病してくれるけど、いつもいつもそばに誰かがいてくれるなんて無理でしょ。無理なんだけど……無性に寂しくなることもあって」
加蓮「そういう時に、枕元にこのバスタオルを置いておくと――担当でない私まで温かく見守ってくれているプロデューサーさんの姿があると、すごく落ち着くの」
加蓮「プロデューサーさんがバスタオルを回収する事情はわかるし協力するけど……ちょっぴり、寂しくなるかな」
武内P「北条さん……」
加蓮「だから、もしプロデューサーさんがよければ――」
武内P(待て、この流れは――)
杏『重要なことは主導権を握り続けること。プロデューサーってば押しに弱いから』
武内P「……ッ!」
加蓮「私が体調崩して寝込んでだら『そうですね。そのような時は渋谷さんや神谷さんとご一緒にお見舞いに行かせていただきます』……え?」
武内P「病は気からとも言います。気が沈んでいては回復も弱まるでしょう。私でよければ皆さんと一緒にうかがわせていただきます」
加蓮「あ……うん。とっても嬉しい……かな」
加蓮(あれれ? 確かにお見舞いの約束をとりつけようと思ってはいたけど、こういうほんわかしたのじゃなくてもっと甘々な内容――汗かいちゃった私の背中をプロデューサーさんが拭いてくれたり、アーンしてもらったりするつもりだったのに)
加蓮(……まあこれはこれでありだし、妥協点としては悪くないか)
加蓮(女の子の私室に入れてさえすればこっちのものだし、なんなら凛と奈緒と手を組んで――ふふ)
武内P(おかしい……うまく切り抜けたはずなのに、首の皮一枚つながったにすぎないような気が)
210Res/349.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。