1:◇ ◆ulHg9.U05I[sage]
2016/09/24(土) 20:54:33.37 ID:EreJkrbfO
〜G県某所〜
五郎「ふぅ、漸く着いたな」
まだまだ残暑が続く時期、ガシッとした体型の男が、スーツと鞄を左手に携えながら汗を拭く。
太陽が照り付け、都会特有であるアスファルトの反射は見てるだけで歩く気が失せる。
駅の構内から出るのを止めてすぐ近くの予約したホテルで冷たいサイダーでも飲みたい…
五郎「いかんいかん」
小さい仕事でも仕事は仕事。
自営業の俺にとっては、商売相手がいるだけでも有り難い。
千里ならぬ万客の道も一歩からだ。
頑張ればきっとお天道様も見ていてくれるだろう。
五郎「それに、今回の相手は少し特別だしな」
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/09/24(土) 20:56:32.32 ID:qHiZX3dBO
期待
3: ◆le2/x4wXpY
2016/09/24(土) 21:05:33.67 ID:EreJkrbfO
――時間や社会に囚われず幸福に空腹を満たすとき、つかの間、彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を使わず物を食べるという孤高の行為。
この行為こそが現代人に平等に与えられた
最高の癒しと言えるのである。
4:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 21:05:56.68 ID:fBFpcTsd0
見滝原のグルメだと!?
5: ◆le2/x4wXpY
2016/09/24(土) 21:18:07.82 ID:EreJkrbfO
五郎「弱ったな…」
駅で案内書を貰うべきだったか。
都会の近くだからと言われてて下調べするの忘れてたんだ…。
周りにちらほら学生が歩いてるから多分通学路なんだろうけど、何処の学校の制服かとんと判らん。
6: ◆le2/x4wXpY
2016/09/24(土) 21:32:22.35 ID:EreJkrbfO
…3分後。
五郎(わざわざ地図書いてくれるとは)
五郎「ありがとう。助かったよ」
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