過去ログ - メトロン星人「ああ、侵略も楽ではないな」
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6: ◆jcnhjCE8rg
2016/09/25(日) 03:33:56.79 ID:GhXOt5o/0
メトロン「ではいくか」


この星には様々な移動手段があるが、私が選んだのはこの「自転車」だ。
運動エネルギーを利用した原始的極まる乗り物ではあるが、「自動車」というものがあまりこの街並みでの移動に向かないこともある。
また、自動車よりも停車させておける場所が豊富なのも利点だ。無論、他者の迷惑になるような場所は論外だが。

目立つことは得策ではない。何度も言うように、そういうことだ。

私は自転車に跨り、ペダルをこぐ。
言うまでもないとは思うのだが、人間の姿に変身した上で、だ。


「あら、目兎さん。おはようございます」


家を出てすぐのところで、近所に住む人類の老婆に話しかけられる。

目兎、というのは私がこの地球で生活するにおいて使用している偽名だ。
安直な、とか思った者は出てこい。ムルチあたりと同じ目に合わせてやる。



目兎「ああ、おはようございます。いい天気ですねぇ」

老婆「ええ、そうねぇ。これからお買い物?」

目兎「あ、はい。スーパーと商店街までちょっと。そちらはお散歩ですか?」

老婆「そうそう。暖かくなって、歩いてるだけでも気持ちいのよ」


ふん、その程度の事で快感を感じるとは安っぽい種族め。

………ん?



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