5: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/09/25(日) 21:43:21.83 ID:yBifwRVVO
30分後。
泉「じゃあ、これと、これで決まりね」
P「さくらも亜子も、きっと喜ぶぞ」
泉「そうかな」
P「泉が一生懸命考えて選んだんだ。そうに決まってるさ」
泉「……ふふっ、ありがとう」
無事にプレゼントも決定。とりあえずの課題が片付いた泉は、ほっとした笑みを浮かべていた。
P「そろそろ帰るか?」
泉「ん……もう少し、その」
P「もう少し?」
ただ、まだくっついた状態からは離れたくないようで。
それをはっきり口にするのはためらわれるらしく、うんうんうなって言葉を探している。
泉「だから……ほら、わかるでしょ」
P「いや。はっきり言ってもらわないとわからないなぁ」
少し意地の悪い返事をしたところ、泉は困ったような顔を数秒した後。
泉「………いじわる」
ジト目で、口をすぼめて文句を言ってきた。……普段見せない表情なので、新鮮なかわいらしさを強く感じる。
P「冗談だ。泉がそうしたいなら、もう少しこうしていようか」
泉「……いいの? 外、もう日が落ちちゃってるけど」
P「寮までは俺が送るから」
泉「……ごめん。ありがとう」
P「そんな申し訳なさそうな顔するな。泉は普段しっかりしてるからな。このくらいのわがままは安いもんだ」
彼女がテキパキと他の子の面倒まで見てくれているおかげで、俺の仕事も助かっている。
それを考えれば、ちょっと帰りが遅くなるくらいは何の問題もないだろう。
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