過去ログ - ジュリア「夢みる歌姫と」千早「ギター少女」
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15:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:20:44.27 ID:28zoD9Qao
……

千早「ジュリア……とても素晴らしい演奏だったわ」

再び楽屋裏。チハと二人きりだった。ライブの興奮もいくらか落ち着き、反省会のような雰囲気になっていた。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:21:20.45 ID:28zoD9Qao
千早「また、こんな気持ちにさせてくれる人が現れるなんて」

ジュリア「こんな気持ちって?」

千早「心が軽くなるような、そんな気持ちよ」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:22:03.70 ID:28zoD9Qao
千早「書類の送付先を間違えたって聞いたけど」

ジュリア「ああ、そんなもんだよ」

千早「ふふっ、私もアイドル志望じゃなかったんだけど……ただ単に歌手になりたかったの」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:22:31.21 ID:28zoD9Qao
駄々をこねるチハってなんか聞くだけならかわいいけど、きっと全く融通のきかない頑なな感じなんだろうな。

千早「だから、春香とプロデューサーと……そしてあなた。私の気持ちを抱え上げてくれる人」

ジュリア「……あたしが、ねぇ」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:23:08.21 ID:28zoD9Qao
そのチハの顔はやっぱり穏やかで、優しい顔をしていた。きっとステージでもその顔を見せれば、違う魅力も見えるだろうに。

ジュリア「そうだな、それならいいのかも、ケンカにならないならさ。……ああ、ケンカした方がいいのか?」

千早「……なんで?」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:23:42.15 ID:28zoD9Qao
P「何があったのか知らないけど、次の仕事の話しない?」

仕事――その言葉を聞いた途端、チハは冷静な表情を取り戻し、プロデューサーに向き直る。

ジュリア「賛成だな。で、どんな仕事?あたしも出る幕あるか?」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:24:35.86 ID:28zoD9Qao
……

プロデューサーの運転は、特別荒くもなく静かすぎることもなかった。
そんな中、疲労がどっと来てうつらうつらとしてしまった。
途中でチハがマンションの前で降りたのだけ覚えている。一人暮らしだっていうのは初耳だった。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:25:15.01 ID:28zoD9Qao
ジュリア「高校に行けって話してくれたときも、同じことを言ってたな」

P「そうだったか?歳取ると、前に言ったことなんて忘れるんだ」

ジュリア「あんた、まだそんな歳じゃないだろ……」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:25:44.69 ID:28zoD9Qao
P「そうだな、そういう感覚で自分を奮い立たせているのかもな……。で、ジュリアはなんで千早をそんな奴だと思うんだ?」

ジュリア「……そりゃ簡単さ。あたしと同じ匂いがするからさ」

P「そうか……面白いことになりそうだな」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:26:19.06 ID:28zoD9Qao
車がスピードを落としてあたしのマンションの前で止まった。
シートベルトをはずし、外に出て真っ先に車の後部へ向かう。

ジュリア「プロデューサー!トランク開けるからなー!」

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:27:11.77 ID:28zoD9Qao
ジュリア「早く寝ろなんて、子どもじゃないんだからさ」

あのくらいの年齢の男なら、あたしなんてガキみたいなものかもしれない。

ジュリア「でもさ、少しは認めてくれてるんだよな」
以下略



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