過去ログ - ジュリア「夢みる歌姫と」千早「ギター少女」
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229:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:44:56.70 ID:28zoD9Qao
P「なぁ、二人は……完璧だったか?」

春香「……いえ。それに私もまだ完璧じゃないんです」

P「完璧である必要はないと言ったはずじゃないか、なんで聞き入れてくれないんだ」
以下略



230:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:45:43.07 ID:28zoD9Qao
P「ジュリアと千早……二人をみただろ、完璧になんてなれっこない……だからこそあがいてあがいて……」

ジュリア「そうだな……プロデューサーに加勢するわけじゃないけど、いっぱいあがいてさ、完璧に迫るしかないんだよ」

千早「……迫って、やっと近づいたと思ったら、完璧は離れていってしまう」
以下略



231:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:46:13.31 ID:28zoD9Qao
……

武田「やれやれだ……やっぱりアイドルとプロデューサーって似るんだろうね」

ジュリア「春香とプロデューサー、どこが似てるっての?」
以下略



232:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:47:14.96 ID:28zoD9Qao
春香とプロデューサー、二人のやりとりを見ていた千早の表情にどことなく影が差していた。

ジュリア「なあ、チハ、どうしたんだよ浮かない顔して」

千早「……いいえ、なんでもないの」
以下略



233:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:48:36.70 ID:28zoD9Qao
……

事務所の憩いの場、ソファにはギターを抱えたジュリア、対面に千早が座っていた。

テーブルには先日、可憐とエミリーが置いていった洋菓子・和菓子が。
以下略



234:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:49:07.89 ID:28zoD9Qao
千早「……正直なところ、私は負けたと思ってた」

ジュリア「勝ちも負けも思い通りにはならないってことだな……恐ろしい世界だぜ」

千早「プロデューサーはどう思ってたのかしら」
以下略



235:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:49:36.40 ID:28zoD9Qao
千早「春香は……相変わらずね」

ジュリア「ほんっと、ぶれないよな」

CMが明けて、春香がセットの中央に立ち、唄い始める。
以下略



236:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:50:18.68 ID:28zoD9Qao
P「あれ、もう終わっちゃった?」

ジュリア「遅いぜ、全く……」

P「収録も直接見たし、映像は事務所チェックで穴が空くほど確認したからさ」
以下略



237:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:51:24.75 ID:28zoD9Qao
  エピローグ:アディオス


如月千早は、もとより大した量はない事務所の私物をリュックサックに詰めた。

以下略



238:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 22:52:33.74 ID:28zoD9Qao
如月千早は765プロを背にして歩み始めた。最早振り返ることもない。

千早(いえ、振り返るべきではない……)

きっとあのまま事務所にいれば……ただただ春香に甘えてしまう。
以下略



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